緑道,頑張れベゴニアさん

緑さんの99年個展の芳名帳から住所打ち込み作業。
緑さんが直接知らない人で、かつ住所が書いてある人だけで90件弱。
数えていないが緑さんの友人、住所を書いていない人を含めるとすごい人数だ。

緑さんは作品を解説しないアーティストなので、見た人が芳名帳に
「こんなことを感じました」「こんなふうに見ました」
などそれそれの言葉で書き込んでいて、私が読んでも感動もの。
作り手である緑さんには宝物だろう。

今回の芳名帳はきっと更に厚く、熱くなる。

私の「カリスマ美容師」ベゴニアさんと、
私の大好きなあるデザイナーとのコラボレイションを夢見て
伝を辿ってベゴニアさん売り込み作戦。
先日ベゴニアさんにもらったCD-Rを、まずはご本人に見てもらうべくメールを書いて、
って私はこういうことが大好き。
ファッションビジネス業界の常識なんて知らない、何の人脈も無いけど
ベゴニアさんは「過激なパンク美容師」にとどまる人ではない。応援する。

という重要な用事を終えて11日ぶりに掃除。

緑さんが設営作業の帰りに寄ってくれるのを待つ。深夜2時過ぎに来る。
芳名帳分住所録のチェック。葉書発送のためには住所さえあればいいのに
「この人だけはメールアドレスを打ち込んどいて」とか言うので
「面倒くさいなあ、むかつく」と言いながら引き受ける。
「ホントにむかついてるの?」
「むかついてないのにむかつくとは言わないよ」
「会話だと流れや雰囲気でわかるけど、書かれるときついかも」

そうか、ごめんね。でもこのむかむかする感じが好きだ。ざわざわするというか。
緑さんの、あの質問の答えになっているのかいないのかわからない
ながーい事情説明を聞いている時の「だから結論は?!」と言いたいような、
ずーっと聞いていたいような、不思議な感覚。
それを「むかつく」の一言で済ませてはいけない。
2002年03月02日(土)

抱茎亭日乗 / エムサク

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