明治日本の元老制を固持する山県と、大正昭和の議会制政治を目指す原との水面下での苦闘を描く。なんとなく原には「議会制度の悪用者」という印象が強かったのだが、わりと著者は好意的に描く。しかし山県って原より長生きしてたのか。知らんかった。