やや軽薄なタイトルながらも新潮のブランドに惹かれて購入。幕末の発端を天保の改革に位置し、ペリー来航に至るまでの、幕閣たちの裏工作などを赤裸々に描いた一種のゴシップ史。水野忠邦・阿部正弘・水戸斉昭・遠山景元・鳥居陽蔵等教科書でおなじみの面々の人間味がにじみ出ていてなかなかに楽しめた一冊。