おぼしきこと言はぬは腹ふくるるわざ
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まずは能登沖の被災者の皆様にはお気の毒と申し上げる。もっとも人間の誠意の単位は「円」ですので今の苦しい経済状態の許す中、些少也とも寄付させていただきます。 実は阪神大震災からこっち主な地震が起こったときにはいくばくなりとも義捐金を送っている。何も偽善とかそういうわけではない。自分でも「いいことしている」というつもりも無い(おそらく。多分)。 その理由はただひとつ。私が怖がりだから、である。 阪神大震災の折には旧友のおかねやんをはじめとしてすくなからずの知人が被災した。(幸いながら死傷者はいなかったのだが)京都の実家もかなり揺れたらしくいまだに壁に罅が残っている(直せよ親父)。 そして現在は関東住まい。この土地を終の棲家にするなるならば残りの一生は千葉住まいになるわけである。すると余生が40年あるとして、その間に関東大震災が起こらない、と考えるほうにむしろ無理がある。 はっきしいって怖いのである。あの阪神大震災の地獄絵図はまず確実にわが身に降りかかってくるのだ。肉体的ピークは過ぎた我が身に。 この恐怖を逃れるためには「自分が地獄に投げ込まれたときに誰かが助けてくれる」と信じることしかない。そのためには各地の被災者たちに少しでも恩を売っておき、自分が困ったときに救援物資が届く可能性を少しでも高める努力をしておくことしかないのである。つまり私の義捐金は一種掛け捨ての地震保険であり、「お願いだから僕の番にも見捨てないでね〜」との魂の叫びでなのだ。だからこれをごらんの皆様。房総大震災なんてのが起こったら真っ先に私の安否を気遣って生きてたら救援物資を送ってくださいね(土下座)
べっきぃ
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