おぼしきこと言はぬは腹ふくるるわざ
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2005年10月31日(月) 北方『水滸伝』完結

 いきなりですが、全国の奥様を虜にしている仮面ライダー斬鬼こと財津原蔵王丸氏だが、何か足りない気がしていたのが分かった。杖だ。モロボシダン隊長とか新マンの坂田健がついてるようなやつ。足に爆弾抱えている師匠の必携アイテムだろう。それで時々轟鬼を小突き回すのな。ただヤツは誘い受けだから「斬鬼さん!そいつで俺をぶん殴ってください!」とか言い出しかねんが。

 ほんでもって、上述書19巻読了。これでめでたく完結。長いシリーズ物は読みつくすとそれだけでなにかしたような達成感を感じるものであるが。
 予想通り梁山泊の陥落で終劇。ただ後半は合戦ばかりになってこの5巻ばかりはZガンダムの第4クールか、というくらいに人が死にまくった。ラストの読了感、最終章の美しさではあの本家のエンディングクレジットの流れる中登場人物のその後が語られる、あの祭りの後の寂寥感には遠くおよばない。
 まあ派手に戦争していたけど北方には戦術眼が無いので、冷静に読むと全く戦場も何もいい加減なのが分かる。
 この一同みな討ち死に、わずかに落ち延び・という終わり方を見て真っ先に連想したのは筒井康隆の『俗物図鑑』だ。ただあっちのほうが40年早く書かれている上に、ただの評論家の集まりがドタバタ大戦争に巻き込まれていくあのスペクタルには負けているとしかいえない。
 とにかくシリーズ一つ読み通して北方のきざったらしい文体から解放されてほっと一息というのも本音。この『水滸伝』の問題はドイツもコイツもかっこよすぎてかっこ悪いヤツがいないのがかえってかっこ悪いのだ。ようやく呪縛から解き放たれたことだし、北方『三国志』には手を出すべきかどうか。

追記.城島メジャーなんて無理しないで阪神に来ないかな。そろそろ矢野の次が必要だし。

追追記.そういや今日はかぼちゃ祭りなのでそれっぽくトップ絵更新。拙作を誉めてくださったもも様に差し上げます。いらないといってもあげる。


べっきぃ