おぼしきこと言はぬは腹ふくるるわざ
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2005年10月03日(月) チョコレート工場見学

 10月というのになんか暑いぞ!つくつくぼーしよはやく夏を終わらせてくれい!
 昨日の振り替えで本日は休みです。昼頃まで惰眠をむさぼってから外出。

 まずは東京駅前の高島屋へいって「ユトリロ展」を観る。

 無頼画家ユトリロはその作風もともかく放蕩モノの母親に教えてもらったのは絵と酒だけ。一杯の酒のために絵を書き散らすその人生そのものも気に入っている。

 やはり「白の時代」といわれるパリの街の白い漆喰を表現することに腐心した時代の作品が一番素晴らしい。なんともいえない存在感。白の中に生涯母性愛を求めたユトリロの心の空隙が塗り込められているようだ。白壁の建物の中に点在する赤や青の居酒屋の看板。ぜひとも絵の中に入れるのならばこの店に立ち寄ってワインを一杯でもいいからきこしめてみたい。

 夕方からは映画「チャーリーとチョコレート工場」鑑賞。実はわし、コレの原作も旧作「夢のチョコレート工場」も見たことがない。友人の間でかなり話題になっていたのとティム・バートン監督だから観に行ったわけである。
 実はこれに限らずわしは児童文学をほとんど読まない少年期をおくった。と、いうのもうちの父親がわしを「自分に似て頭がいい」と思い込んで甘やかし、「(わし)はもう子供の読む本は卒業やなあ」などといわれてついついそういうものを軽蔑し、小学校高学年の頃は吉川「三国志」や夏目漱石をこれ見よがしに読みひけらかすいやなガキになってしまった。それに対しうちの兄は父親に「わしに似ず頭が悪い」と散々虐待され、おれも一緒になって兄貴を馬鹿にしていた。そして兄は反抗期に入るとすっかり勉強嫌いになり、わしも中学生になって父親が決して「頭がよい」ことなど無いことに気付くと……いやなんでうちの家庭事情を語っているんだ。そうそう、つまりわしは『チョコレート工場の秘密』を未だに読んでいない。

 そういうわけで全くの白紙状態で見たこの映画。いやなかなかに楽しめました。ジョニー・ディップ演じるワンカおじさんの演技・ウンパルンパの歌う名曲(迷曲?)の数々。3人のクソガキと1人の性格のきつい子供(「最強」少女ね。あの子は自分で努力しているからクソガキとまではいえない。俺好みにかわいかったし)十分に入場料は取り戻せました。

 ただ、どうしても気になるのは絵に描いて鋳型で押し固めた「いい子」の主人公が拾ったお金をネコババにしてチョコを買うところ。よい子は拾ったお金は交番に届けようよ、あ、交番って日本にしかないのか。そもそも取得物の返還率は世界一だからな日本は。アメリカ人には違和感のないシーンなのかな。いや待てよこれ原作や前作ではどうなっているのか。そもそもこの作品、原作や前作とどのくらい一緒なのか。はっきしいってこの映画、面白いのは面白いけどなんというかとことん底意地が悪くてコレ原作は児童文学なの?とおもわんでもない。ここんとこはティム・バートン風味なのかそれとももとからなのか。

 そう考えるといてもたってもいられない。帰り際にTUTAYAへよるも「夢のチョコレート工場」は貸し出し中。近所の図書館もまた同じ。気になるなあ。

 追記.ガンダムAを立ち読みして爆笑。ドズルの不釣合いに美人の奥さんってヤツが士官学校の校長時代の生徒だったのか!いかんよ商売モノに手を出しちゃあ。


べっきぃ