おぼしきこと言はぬは腹ふくるるわざ
DiaryINDEX|past|will
| 2005年09月20日(火) |
集英社新書『レイコ@チョート校』読了 |
作者・岡崎玲子は当時16歳。12歳で国連英検一級アメリカでも三本の指に入る名門寄宿校チョート校に留学した女子高生。 著者の作品は続編の『9.11ジェネレーション』のレヴューを書いたことがあるが、教育のほとんどを海外で受けた10代がこの文章力。これには舌を巻く他無い。 さらに何よりすごいのはこの学校の教育水準の高さ。授業は全て予習を前提にし、授業は生徒の質問に答えるというもの。生徒達は毎日4時間の予習を強いられることになる。 それでいながら生徒達はスポーツの対外試合や寮内のイベントを自ら設定し、完全な生徒自治のもと助け合い、大いに盛り上がっているのだから生徒の水準そのものが高いというほか無いだろう。 圧巻なのは3学期(季節的には日本の一学期)の世界史の授業。テストの代わりに各クラスがフランス・イギリス・セルビア・日本……を受け持ってベルサイユ会議を再現するという学年挙げての大イベント。予習の量が勝敗を決し、ディベート能力までも問われるという素晴らしいもの。私もできることならこういう教育を受けたかった。 まあ日本のレディメイド・押し付けの服を売るしか能のない上にセンター入試に支配された教育では到底不可能なわけだが。 ついついこれに引き換え日本の教育は……といいたくなる一方で、校門に金属探知機が設置され銃持込が監視され、副大統領候補がPOTATOのスペルを間違える、というのもアメリカという国であるのだが。
今日の一行知識 ○『機動戦士ガンダム』の絵本の中には「動物園のパンダをさらいに来たシャアをアムロが撃退する」という話がある。 ○『アルプスの少女ハイジ』のおんじには元スイス傭兵というきな臭い過去がある。
べっきぃ
|