おぼしきこと言はぬは腹ふくるるわざ
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| 2005年04月12日(火) |
中国問題について考えたりする。 |
なんか最近寝つきが悪いなあ。この二日4時間睡眠だ。週末の職健控えて酒飲んでないからか。こうなるとかえって酒飲んだほうが健康のためなのかもだ。
で、相変わらず大荒れの中国。この騒ぎは終戦記念日(中国側から言えば戦勝記念日)まで続きそうな説もあって、満州には去年旅行しておいて正解だったかとまずは卑近な話。
この数日の報道を見てて気になるのは五四運動(1919年、パリ講和会議において、日本政府による対華21か条要求取り下げが認められなかったことについておこった日貨排斥運動)の時の日本での報道はどんな感じだったんだろうな、ということ。現在中国の情勢がどの程度正しく報道されているか比較してみたいのだが。現に去年の重慶暴動の折、わしはハルピンのビアガーデンでビール呑みながら現地のオッサンと暢気にサッカー中継見てた。実におとなしかったもんです。日本に帰ってから友人に「なんともなかったか」と訊かれてはじめてそんな事実を知った。 ほんで中国政府がなにも止めない、暗に煽っていると言われていることについてだが。 毎日新聞見てたら「中国政府が暴動を止めないのは五四運動を正義の運動と教育している以上日貨排斥運動を止められない」との見解が載っていたが、これは少しうがちすぎという気がする。 読売には「外国ではサッカーで敵チームに石投げたりするが、日本では礼儀正しく歓迎する。これは歴史教育が行き届いているからだ」なんて書いてある。いやそれは「金持ちケンカせず」ってやつでしょ。サッカーにかこつけて暴れるほどの社会不満が蓄積していないというだけの。 日本でも北の将軍様が怪しげなことしたら女の子のチョゴリをカッターで切りつける失業者のオッサンは2.30人は出てくる。将軍様がおかしいのは事実だが、だからといって失業オヤジの行動が正当化される理由は微塵も無い。 で、中国の場合はこれが1000倍くらいの規模でおこっていると見るのが実情ではないか。日本の教科書(その内容に問題がないとはいわないが)とジャスコ上海店に何のつながりがあるのか。そもそも海外企業を誘致するよう開放政策を進めているのは中国政府そのものだ。
つまるところ今回の騒動は、ここ十数年の経済政策により積もりに積もった貧富の差にたいする中国人の社会不満が「日本への批判」という形で吹き出したわけで、それを中国政府が自分たちへの批判に移らない様制御して、ちょうどいいガス抜きに利用しているのが実態だろう。 去年の暴動の中心地・重慶が防衛戦争に備えて作られた「内陸の工業都市」という不自然な都市であるため、経済の自由化の波に取り残されてさびれきっていることを考えると、つまりは重慶市民は不満の捌け口が欲しかったわけで、それがたまたま日本だったわけだろう。(繰り返すが日本の教科書が変か変でないかというのはそれとはまったく別の話)それが国レベルでおこっているのが現在の状況ではないか。結局今のままだと中国市民の抱える社会に対する当然の怒りは大気中に雲散霧消してしまうことになる。
五四運動は日貨排斥運動としては失敗に終わったが、その中から国民の意識改革を訴える新文学運動が生まれ、当時の腐敗しきった中華民国政府に立ち向かい、中国を自立再生させる力を持った人々を養成した。今回の騒動は中国に本当に必要なものを生み出すことが出来るのだろうか。
追記.今日の阪神巨人戦。ヒーローは5打数4安打4得点1盗塁の「浪速の赤い彗星」赤星でどうっすか?
追追記.もう新ネタ受け付けてないようなんで自分とこに書くんですが、 飯島真理の「大便の絵の具」 ってどうっすか? どうっすかといわれても。
べっきぃ
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