おぼしきこと言はぬは腹ふくるるわざ
DiaryINDEXpastwill


2005年01月29日(土) あこがれのたんぽぽオムライス

先日のミュシャ展の勢いで昼から両国へ赴きエミール・ガレ展を見物。
アール・ヌーボー時代の作品がやはり目を引くとそれ以前のジャポネスクかぶれ時代のものもなかなかに見ごたえあり。もっともどちらか片方、というならミュシャ展を勧めるが。
私の前の親子連れの御母さんがマニアックというかやけに詳しい人で娘(小学3年生くらい)に詳しく解説し続けるあまり、お父さんが割り込もうとすると邪険に追い払われていたのがおかしゅうてやがて悲しき鵜飼かな。
 その足で三越デパートへ。只券貰っていた平山郁夫展を見る。ガレだのミュシャだのの後ではそれほど感銘受けないのはしょうがあるまい。
 せっかくここまで来たからと夕食には老舗の洋食屋「たいめいけん」へ。前々から食べたかった「たんぽぽオムライス」に初挑戦。伊丹十三の映画「たんぽぽ」で見て以来十数年来食べたくてしょうがなかったのが本日初のお目見え。子の店には2.3度来ているのだがオムライス一つで1850円という値段にひるんで別のものを頼んでいた。
 ここ名物の50円ボルシチと50円サラダでビールをやっているうちに本命到着。
 普通オムライスといえばチキンライスを玉子焼きの皮でくるんであるものだが(そういうのもある)、「たんぽぽオムライス」とはチキンライスの上にプレーンオムレツが載せてあり、それを切り広げてチキンライスにかぶせていただくというものだ。何度か自分で試してみたがどうもオムレツがうまくいかない。
 ではとスプーンでオムレツを広げつつしばし鑑賞。さすが完璧な焼き加減
。生焼けの部分や白身だけ固まっている部分が見当たらない均一の仕上がり。早速一口。ふんわりとろとろの味わい。「焼く」という野蛮な言葉が似合わない絶妙な加熱。西洋料理の修業はオムレツに始まりオムレツに終わる、というのもうなづける。ケチャップをかけつつ3割ほど食べてからようやく下のライスにも注意がいく。控えめな味付けだけに鶏肉がしっかりした味わいでぷりぷりの美味。ひたすら夢中にかき込んで10分たらずで平らげてしまう。値段にかなった仕事でありましたよ。これでかわいい女の子に「あーん」して食わしてもらえれば何も言うことはない。

追記.今「世界一受けたい授業」見てるわけだが。世界最古の自販機が古代ギリシアの聖水自販機である、というのは私も「へ〜」の人だから知ってましたが、自販機が一種のロボットだと考えると世界最古のロボットは紀元前のギリシアで開発されていた、ということだろうか。


べっきぃ