柑橘(かんきつ)で、“ユズ”はひときわ香り立つ。中身は酸味が強く食べられない。それでも重宝されるのは、ひとえにその香りゆえ。冬至には柚子(ゆず)湯に入る。冬至を「湯治」、ユズを「融通」にかけ、健康に世を渡る…というごろ合わせ。中国では、冬至は太陽が運行する黄道の起点。黄色で邪を祓(はら)う俗信の影響かもしれない…。