久しぶりに同じ村の友達と話した。
こいつとは小学校から高校まで同じで、いわゆる幼馴染というやつだ。
昔はガキ大将で俺はこいつによく泣かされたもんだが、中学の頃から立場が逆転し、俺がこいつを泣かせていた。
高校に入って立場が平等になり、よく遊んだしお互いの家で一緒にタバコも吸った。
だが俺が結婚してからというもの、めっきり遊ぶ回数が減ってしまい、恋人でいうところの自然消滅状態だった。
『相坂、お前の車かなりイジってるだろ。』
『いや〜・・・・・そうでもないぞ。』
『ウソつけ。お前んち通る度にイジってるじゃねーか。』
『はは。イジってる事はイジってるけど、そうでもないぞ。お前のレガシィはどうよ。』
『俺?俺は純正オンリーよ。』
『相変わらずだな〜。まあ純正が一番良いよな。』
『何かさー、車がどうこうって、別にどうでも良くなってきて。今なんか車の本は全然読んでねーよ。』
『うーん・・・・。そっかあ・・・・・・。』
『冷めたんだろうな〜。はは。』
『冷めた・・・・・・・・・かぁ。』
『維持だけでも金かかるしな。次は軽を買おうかなって。』
『まーな〜。維持費はかかるわな〜。』
何だか話しをしてて現実を見せ付けられているような感じがした。
そして急に寂しいような感じを覚えた。
うまく表現する事が出来ないけど、何だかそういう喪失感みたいな。
まあ、しょうがないのかな。って思った。
しょうがないよね。
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