| 2004年01月31日(土) |
Experience・後編 |
ちゃっちゃとジャッキアップし、ウマをかけ、準備完了。
『どーら、始めるかー。』
俺の掛け声が合図で、特に打ち合わせしたわけでもないのに、皆それぞれの場所に散る。
俺は下に潜り、懐中電灯で例の場所を照らす。
『見つけたぞ。やっぱりそこだったか。』
30センチのエクステンションをラチェットに組み合わせる。
思えば、この30センチのエクステンションはいつかやるであろうバンパー外しの時の為に購入したもの。
それが、今。
その30センチという長さの利点をフルに生かし、因縁の12ミリボルトを外す!
俺 『オッケーだぞー!』
高 『こっちもオッケー。』
シ 『オッケーっす。』
俺 『よし!外すぞ!!』
3人、バンパーの前に立ち、持ち上げるようにして手前に引く!!
ガコン。
俺 『よっしゃー!!』
高 『おー!!』
シ 『やりましたねー!!』
バンパーは外れ、その素顔が車庫の明かりに照らされる。
俺 (ウォーズマンみたいだな(汗))
などとアホな事を思いつつ、作業は再開される。
純正のパイプを外していき、モンスター製のパイプを組み付けていく。
俺 『うぉーい、純正のホースバンドはどこにやったー?』
高 『あれ?どっかいったか?』
俺 『ありゃー?そこら辺に置いた覚えないしなー。それないとヤバイぞ(汗)』
シ 『俺が持ってますよん♪』
俺 『焦らすなー!(怒)』
俺 『くっ・・・。ここのパイプ外れねぇ(汗)』
高 『どれどれ。ふんっ!!・・・・・・・・・・・・ありゃホントだ(汗)』
シ 『ふっふっふ。俺に任して下さいな。ふんっ!はい、外れました。』
俺と高 『さすがシーサー!』
などと、色々なトラブルを助け合い、どうにかこうにか完成する。
俺 『・・・・・・出来たぁ。』
高 『やったな〜。』
シ 『意外に簡単でしたね。』
パイプの組み付けは一通り完成。
俺 『・・・・あとはバンパーを戻すだけか。』
高 『・・・・・・・・・メ、メンドいな(汗)』
この時、既に気温はマイナス3℃。
指が凍てつき、作業の効率が悪くなってきた。
シ 『いい方法がありますよ。』
シーサーがいい方法があるという。
・・・・だが俺は瞬時に何を言いたいのか分かった。
俺 『タイラップだべ?(笑)』
シ 『イエース♪』
プラスチックピンは入れる時がメンドくせーしなー。
そう考えると、タイラップの方が確かに楽だ。
俺 『じゃあタイラップで留めよう。ただ、主要なとこはボルトで留めるべしや。』
そういうわけで、外すのとは逆の順番でバンパーを戻していく。
俺 『ふ〜、完成。』
高 『よっしゃー。終わったな。』
シ 『お疲れさんでした。』
作業を終え、皆、帰り支度をする。
俺 『今日はありがとう。・・・・本当にありがとう。』
高 『けっ。いつもの事だべ。』
シ 『うふん。』
これで最終目標・ECU合わせの準備は整った。
つまりDIYは実質、これで終了となる。
・・・・・・・・・・・・・・・俺は重い口を開いた。
俺 『これでもう皆集まっての作業は終わりだから。今まで本当にありがとう。』
すると高阪は笑いながら
『終われねーだろーが。またどーせ何かやるんだべ?』
シーサーも笑いながら
『例えばHIDとか。例えばHIDとか。例えばHIDとか♪』
こいつら・・・・・・・・・。
悪魔に見える(笑)
俺 『ぶはははは。まあ、HIDはまだ先として。ほんじゃー、また何かやるか(^^)』
とりあえず次の作業の約束をし、皆、それぞれの家に帰っていく。
『俺も帰るか・・・・・・・・・。』
ぶぅーん・・・・・・・・・・・・・・。
さて、ほんじゃーインタークーラーパイプの威力を試してみるか。
アクセルを開けていき、ブーストを高めていく!
インタークーラーパイプが空気を吸っているのか、やたらデカイ吸気音が発生する!
シュゴーーーーーー!!
『いくぞ!!』
ブーストが設定1.0に届こうとした時、それは起こった!!
ブォン!!!
軽い衝撃が走り、みるみる失速していく!
そしてエンジンからは不快な音が発生する。
バックミラーを見ると黒煙を吹きまくっている!!
俺 『・・・・・・・・・・・・・・・・抜けた?』
どっかのパイプが抜けたか、こりゃ?
外に出て作業しようにも工具がない。
それに寒すぎる!!!
とりあえず実家に戻り、翌日三菱に持ち込んで診てもらう。
案の定、パイプ抜けだった。
ホースバンドが緩んでいたため、そこから空気を吸い込んでしまいフケなくなってしまったのだ。
慣れが生んだ小さなミス。
でも、その小さなミスによってエンジンに多大なダメージを与えてしまった。
DIYの恐ろしさ、改めて痛感した。
これも経験だな。
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