昼過ぎに親父に客が来た。
客っていっても、津軽塗り職人の親父の問屋みたいなもんで
俺が子供の頃から、この人は家に出入りしている。
そして商談が終わり、帰ったあと・・・・・・
『ゆっき、あの人のとこに今度孫が生まれるんだって。』
『へえ、そう。』
母親に言われるが、別にどうだっていい。んな事は。
どこで誰が生まれようが俺の知ったこっちゃない。
まして友人でもない人の孫なんぞ格段にどうでもいい。
『良かったね。』
なーんて言ったけど
『良かったね』なんて
1%も思ってない(げらげら)
『生まれるの12月だって。』
『ふーん。そう。』
ヤンマガに夢中な俺。
『あんた、準備してるの?』
『はあ?何を?』
何か準備するもんがあるのか?
俺の子じゃあるまいし。
生まれたら何かあげるって言ったっけ?
言ってねーよな。てか
俺が言うわけねーよな(笑)
『何か準備するもんがあるのか?』
『やっぱり。忘れてると思ったわよ、あんたの事だもの。』
一言余計だ(汗)
『うるさいな〜・・・・・。で、何?』
『お祝い金よ♪』
『はっ!!(×△×)』
『あんた、尊の時にあの人から2万円もらってるでしょ。』
『げっ!!そんなにもらったっけ!?』
『もらってんのよ。お返しは同じ金額よ。』
『マジでぇ!?』
おいおい、ふざけんじゃねーよ。
何でこんなとこでそんな出費やねん!?
2万は痛いぞ!!
てかそんな余裕、ウチないよ(汗)
てか、今ブーコン欲しいんだよ。
『・・・・・・・・どうしても払うの?』
『当たり前でしょ。』
日本を壊していいですか?
『くぁ〜・・・・・・・・・。』
『今のうちから準備しておきなさい。』
『うぅ・・・・・・・・・・。』
『あ、そうだ。』
『あ?』
『従兄弟のまーちゃんね。』
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・何?』
『二人目が来年に生まれるから。』
がべしっ(即死)
誰か日本の伝統を壊して下さい。
ニホン、キライ・・・・・。
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