無責任賛歌
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| 2005年10月31日(月) |
負けないこと・投げ出さないこと・逃げ出さないこと・信じ抜くこと/映画『機動戦士Ζガンダム�� A New Translation 恋人たち』 |
休日出勤したので、今日は仕事は休み。これ幸いと映画に行くことにする。初日 に三日遅れて、シネ・リーブル博多駅で、映画『機動戦士Ζガンダム�� A New Translation 恋人たち』(ZG�供�Lovers―)。 多分、昨日一昨日はお客さんもいっぱいだったんだろうけれど、朝一番の回は七、八人。見た感じ、大学生かなんかのオタクだろう。ゆったり見られてこれは助かった。
いつもなら、ここで長々と感想を書きたいところだけれど、実は書いた文章、ふと思い立って『ガンダムエース』の感想文募集に送っちゃったんだよね。賞金10万円にちょっと釣られた(笑)。 全国で五人しか入賞しないから、それはまずありえないんだけれども、一応、「未発表原稿に限る」という規定なので、そのままここに載せるわけにはいかないのである。落選が決まったらあらためてアップしようと思うので、一応、簡単な要旨だけを記しておく。
・本作の再編集は前作以上に「コラージュ」的である。 ・カミーユとフォウの恋愛は全体の「露払い」でしかない。 ・旧作画は、フォウの場合もサラの場合も、カミーユとの関係が最も密着した時に使われている。新作画に挟まれているために、どちらの場合もテレビとは違って、より濃密な情感が付け加えられている。 ・サラは池内千鶴が声をアテているために萌えキャラになっている(笑)。 ・真打ちの恋愛はたったヒトコトしか発しなかったハマーン様。愛は相手を支配することである。彼女の登場で、それまでの恋愛群蔵劇が全て吹っ飛んだ。 ・ラストシーンは第一作のネガ。アーガマはシャアやカミーユたちを乗せた「棺桶」である。
本文はこれの100倍以上書いてるんだけど、まあ、あと二、三ヶ月はお待ちください(笑)。
予定では、今日はさらに天神に回って、もう一本映画を見て、父の見舞いをして荷物をいくつか持って帰って郵便局にも寄ってブック・オフにも行く予定だったんだけど、しげが「気分が悪い」と言って愚図ったので全部中止。 帰宅してしばらくしたら、父から「何で今日、来んやったとや」と電話がある。「しげの具合が悪くて」と答えたら、「だったら明日はもう迎えに来んでもいいぞ」と拗ねられる。 しげに「見ろ、お前がわがままばっかり言うけん、親父が拗ねたやないか」と怒る。まあ、これくらいのことで拗ねる親父も親父なんだが、いつものごとく、前日にきちんと寝てなくて体調崩したしげもまた考えなしなのである。 「こないだ叱ったばかりなのになんで同じ失敗を繰り返すとや」 「ごめんなさい」 「謝ってももう遅いやないか。これからどうすればいいか、考えきらんか?」 「分からん。どうしたらいいか頭がパニックになって考えきらん」 「だったら外行って、頭冷やしてこい!」 しげを叱って、いったん外に追い出す。しばらくして、携帯に「ちゃんと考えて行動するようにするから」とか細い声で電話がかかってくる。なんだかまだアテになりそうにはなかったが、とりあえず部屋の中に入れて、「何も考えきらんて言うけど、『明日ちゃんと迎えに行きますから』って親父に連絡入れればすむことやないか」と言うと、「どうしてそんな簡単なことが思いつかないのか自分でも分からない」と言う。 思いつかないのも当たり前だ。しげには「相手の立場を考えて行動する」経験が殆どないからだ。すぐに謝って、失敗をどんな形でやり直せばいいか、考えればいい。私はいつもそう言っている。しかし、考えるためにはその基盤となる「経験」がなければならないのだが、それがしげには決定的に欠けているのだ。 分かりやすく言えば、「どうすれば人の心を思いやれるのか」が分からない。そして「分からない」と思った時点で考えることを放棄するから、「分からないものは分からないまま」で放置されてしまう。 しかし誰だって、他人の心がお見通しってことはあり得ないので、だから「自分の内面に照らし合わせて、相手はこのように考えているのではないか」、と類推しているだけだ。その過程を、いつまで経ってもしげが辿ろうとしないのが私にはどうにも理解不能なのである。
しげはすっかり自信をなくして、「もう芝居もやめようか」と言い出す。キャストがいつまでも集まらないことについて「見通しが甘かった」というのだ。甘いも何も、私から見れば本気でキャストを集めようとしているようにはとても見えない。ちょっと声をかけてみて「出たいけど出られない」と返されて、それですぐに諦めるのであれば、本気で誘っているとは思われないだろう。 忙しいのは誰だって同じだ。私だって、これまでにしげのいい加減さに腹を立てて、途中でリタイアしたことは何度もある。それでも自分に芝居を作る熱情があって、「君と一緒にやりたい」と伝えてこそ、人は心を動かされるものなのではないのか。しげはすぐに諦める。相手を説得することを面倒くさがる。そんなことでは、人は心を打たれはしない。しげの言葉には、人を動かすための「実」がないのである。 そうでなければ、今まで一緒に芝居を作ってきたPPPの連中が、今回、「誰一人参加しない」という事態にどうしてなってしまったのか。仲間と本気で語ったことがどれだけあったか。それがなかったから、みんなももうやる気を失ってしまっているのではないのか。 「言いだしっぺがそんな無責任なことを言うのか。 芝居作りで壁にぶち当たらないなんてことがあるのか。 いつだって壁があることは前提だろう。壁にぶち当たったらそこで考える。考えたらきっと何かいいアイデアが生まれるよ。考えても何も方法が思いつかないなんてことはありえない。それは、考えるのをやめるから答えが見つからないだけだ。 実際、お前だって、曲がりなりにも『考えて』きたからこそ、ここまでこぎつけてきたんだろう? だったらどうしてそれが自信に繋がらないんだよ。 キャストが見つからない? それがどうしたよ。もっと探せよ。探しても見つからないって? だからまだ熱心さが足りないんだよ。 それでも見つからなかったら、どうするかって? そのときは脚本を変えるさ。一人足りなくても成り立つように考える。 そんなことできるのかって? できる。諦めなければできる。逆境は考えるためのきっかけだよ。逆境があるからアイデアも生まれるよ。俺だって自分には才能なんてないと思ってる。俺はお前以上に芝居作りには自信なんてないんだよ? なのにどうして自分には必ずアイデアが思いつけると思えるのか。 あきらめないからだよ。お前も諦めるな。絶対に諦めるな」 俺は大事MANブラザーズバンドかい(笑)。ぺらぺら喋ってるうちに、しげの顔に少しだけ笑顔が生まれる。 これでちっとは気が落ち着いてくれたのならいいのだが。
自宅のマンションから歩いて五分ほどのところに、新しく「マックスバリュ」というスーパーマーケットができている。24時間営業なので頗る便利になった。便利にはなったのだけれど、こうなると近所のセブンイレブンが結構な打撃を受けるんじゃないかと、今度はそれが心配になる。品物は確かにスーパーのほうが安くて品揃いもよいが、セブンアンドワイで本やDVDの通販を頼んだり、未払いのお金を払ったり(苦笑)、それができなくなるような事態にはならないでほしいのである。 とは言え、今日も泣きやんだしげと、そこでラーメンやカレーなど非常食をたっぷり買い込む。駐車場も広いし、やっぱ便利だわ。ただ、11時を過ぎると裏門が締まるのには気付かず、その駐車場でちょっとウロチョロしてしまったが。
2002年10月31日(木) 食い損ねた話/『あたしンち』8巻(けらえいこ)/DVD『ジャングルはいつもハレのちグゥ デラックス』3巻 2001年10月31日(水) すみません、ちょっと疲れてます/『蝙蝠と蛞蝓/睡れる花嫁』(横溝正史・児島都・長尾文子) 2000年10月31日(火) 母さん、もうすぐ側に行くよ
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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