無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2004年10月07日(木) がんばったけどこの程度しか書けなかった日記

 しげの見た変な夢。
 しげが目覚めて亀の水槽を見ると、水槽いっぱいに亀が浮いている。しげがビックリして一匹手に取ってよく見てみると、それは亀ではなくて小さな狛犬。狛犬はしげに向かってこう言ったそうな。
 「やあ、ぼく亀の子どもだよ」
 しげはこれを「すごい悪夢やったと」と言うのだが、単に訳の分からん夢ってだけのような。


 ようやく出勤するも、腹の調子はなんとかかんとかというところ、頭痛も治まらないまま。で、トンガリさんは欠勤であった(-_-;)。
 溜まった仕事を“トンガリさんの分も”含めて一日かかって片付ける。メシ食うひまもなかったが、食ってもまた下痢するだけなので、食わんで正解か。
 仕事関連で本屋に行かなきゃならない用事ができたのだが、しげに連れてってくれるように頼んだら、「今日はきついからまた今度」と言われる。だからきついのはこっちなんだってのに。

 帰宅してDVDテレビシリーズ版『砂の器』第1話、2話を見る。プレステ2で見てたんだけど、2話の途中で動かなくなってしまった。パソコンにかけてみたらちゃんと動いたので、これはプレステ2の調子が悪くなってるのだろう。人も機械もなんか最近こわれっぱなしだ(+_;)。


 寝ていて世間と隔絶した生活してる間に(口開けてあふあふ言ってるだけで「生活」と言えるのならばだが)、訃報もいくつか。

 女優のジャネット・リーが3日に死去。享年77。死因は明らかにされていないが、長い間血管炎を患っていたという。
 『サイコ』(1960)のシャワー・シーンで語られることのみ多いリーだけれど、女優としての花はそれ以前の『若草物語』(1949)とか『血闘(スカラムーシュ)』(1952)、『休暇はパリで』(1958)といった、典型的な(悪く言えばありきたりの)美人役の時代にあった。だからこそ『サイコ』でのっけからリーがセックス後の黒い下着姿で登場したとき、アメリカの観客は、「あのジャネットが!」と驚愕したわけである。我々の世代だとどうしても『サイコ』でリーと出会っているので、そのあたりの“ショック度”が感覚的につかめないのだが、だからこそ映画ライターにはちゃんと「サイコ以前」のリーについても書いておいてほしいのである。「ジェイミー・リー・カーティスの母親」って括りじゃなくてさ。
 『刑事コロンボ』のベスト・エピソードの一つ、『忘れられたスター』(1975)では、往年の名ミュージカル女優グレース・ウィラーが夢よもう一度とカムバックを果たそうとする過程での殺人を描いているが、まるでリー自身のセルフ・パロディのような役である(よくリーが出演をオーケーしたものだと思うが、あくまでモデルはジンジャー・ロジャースだとでも説明したのだろう)。劇中、彼女が自分の出演していた旧作ミュージカル映画“Walking My Baby Back Home”(1953/日本未公開)を見るシーンがある。この年、リーは26歳、トニー・カーティスと結婚して3年目、そのカーティスとも『魔術の恋』で夫婦共演していて、まさに幸せの絶頂にあったころの映画である。ラストシーンは映画に見入っているグレースの恍惚としたアップで終わるが、おそらくそれは演技ではなく、リーの生の表情だったのではなかろうか。

 長らく患ってたロドニー・デンジャーフィールドのおっさんも、5日に死去。享年82。この人の下品ギャグ、大好きだったなあ。シモねただって、見せようでちゃんと面白くなるのである。シロウトがあまりこれやんないほうがいいのは芸がないからなんだけど、それ分かってないオヤジが世間にどれだけ蔓延してることか。世のオヤジはすべからく反省すべし。

2002年10月07日(月) ○まみれ観音様(^_^;)/『ヒカルの碁』19巻(ほったゆみ・小畑健)
2001年10月07日(日) 新番紹介お休み・有朋自遠方来/映画『陰陽師』ほか
2000年10月07日(土) V2/ムック『本多猪四郎全仕事』ほか



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