無責任賛歌
日記の表紙へ昨日の日記明日の日記




ホームページプロフィール掲示板「トーキング・ヘッド」メール
藤原敬之(ふじわら・けいし)

↑エンピツ投票ボタン(押すとコメントが変わります)
My追加


2002年10月07日(月) ○まみれ観音様(^_^;)/『ヒカルの碁』19巻(ほったゆみ・小畑健)

 なんだか感覚的には東京から帰って一日が経った気がしない。
 日記の更新もしたいのだが、さすがに疲れが澱のように溜まっている。今度の連休でちゃっちゃと片付けないことには、また更新が遅れまくるな。
 しかし、昨日までの日記でも、書き忘れたことがいっぱいあって、補遺を書いておきたい衝動に駆られてしまう。
 あやめさんのカラヤン批判もすごかったなあ。私はカラヤンと聞いて思い出せることなんて、晩年の指揮してる姿をテレビで見たことがあるくらいで、あとはマンガの『オバQ』に関西人の指揮者で「唐やん」ってのが出て来たなあとか、その程度のものなので、全くついていけなかったのであった。クラシックも嫌いではないのでCDも何10枚かは持っているのだが、どちらかと言えば演奏者や楽団の方に気が行っていて、指揮者の方はあまり気にしていない。そのうち、そういうところもあやめさんにレクチャーしてもらおうかな。
 けれど、さすがにこうたろうくんに誘われて『エクセルサーガ』をデュエットさせられたことは恥ずかしくて書けないのであった。って、今書いたら意味ないじゃん(^_^;)。
 

 しげ、またもや朝寝して、車送りしてくれない。
 やっぱり一人残して東京に行ったんで怒ってるのかなあ、と思っていたのだが、そのわけは夕方になって判明した。

 しげ、迎えに来た車の中で、いきなり「スーパーに寄らねば」と言い出す。
 「買い物?」
 「うん、ウィスパー買うと」
 しげの外見、あまり女々したところがないのでふと忘れがちだが、これでもお赤飯を炊いた経験はあるのである。でもその手の話題を私に振ることは滅多にないので、いったいどうしたのかと思っていると、「いやあ、昨日はびっくりしたよ」と言う。
 「何が?」
 「仕事してたらね、いきなり血がズルッと流れてきたと」
 「……はあ」
 「いやあ、すごかった。流れるとかそんなんじゃなくて塊がヌルッと」
 「すごいって……今まで血を流したことなかったわけじゃあるまいし」
 「いや、あんなのは初めて。もうパンツ血塗れ」
 「血塗れってなあ……予兆とかそういうのなかったんかよ」
 「だっていつもは全然少ないんだもん」
 「パンツ、ちゃんと洗ってるんだろうな……って、ちょっと待て」
 「なに?」
 「おまえ、誰のパンツはいてる?」
 「あんたの」
 「なんで人のパンツ履くんだよ! あれだけ履くなって言ったろ?!」
 「だって男もののパンツって、前が分厚くてちょうどいいんだもん」
 「だからって血塗れにするなあ!」
 「大丈夫だよ、洗って返すから」
 「洗えばいいってんじゃないんだよ! 乾いたあとゴワゴワになるんだよ! ……って、まさか今もおれのパンツはいてるのか?」
 「ふふん」
 「ふふんじゃねー! またオレのパンツ汚す気かっ!」
 「笑わかさんでよ、また出るやん」
 「出すなよ! ふざけたことやってると日記に書くぞ!」
 「いやん」
 「なんだ、おまえでもやっぱり恥ずかしいか?」
 「だってオレが女だってバレるやん」
 「女じゃねーのかおまえはっ!」
 台本が上がってないのにあまり怒ったような素振りがなかったのは、こういうわけがあったからなのだな。
 ……ともかく、「書いていいよ」と許可が貰えたので、こうして書く。全く、恥があるんだかないんだかわからんやっちゃ。


 そのまましーじゃっくでスシを食って帰宅。
 しげの働いてるリンガーハットに、先輩で横溝正史のファンの方がいらっしゃるそうだ。金田一はなんと言っても古谷一行、と仰っているそうで、そこが私と趣味の違うところなのだが、横溝正史作品は殆ど読破されているとかで、結構筋金入りらしい。なんだか私に興味を持っているとのことなので、じゃあ、お客さんが少なそうな12時過ぎにお邪魔しようか、となんとなく相談していた。
 早めに寝たのはつまり夜更かしするためなんだが、ちょうどそろそろ出かけようかと起き出してきた時、電話が鳴った。
 東京のこうたろうくんからである。
 「今、ヨナさんとこのチャットがすごいことになってんだよ」
 すごいというのが何なんだか分らないが、ともかく慌てて覗いてみると、こうたろうくんのほかにヨナさん、BobyZさん、GUINさんが集っておられる。
 某サイトで知り合った方々なのだが、とある事情でここしばらく疎遠になっていたのである。別に疎遠にしたいわけではなかったのだが(^_^;)。
 なんだかよく分らないうちに姿を消してしまっていたので、顔を出すのもちょっと憚られたのだが、みなさん、なんの屈託もなく言葉を交わしてくださったので、ちょっとホッとする。東京でお会いできなかったのは残念なのだが(もっともGUINさんはアメリカ在住なのでお会いできるはずもないのだが)、BobyZさんなどは前日、光文社の前まで行かれたそうである。なぜ前日なのかはよく解らない(^o^)。
 12時を回っていたので、あまり長くは話せなかったが、どなたも「とある事情」について詰問されなかったのには助かった。話せないわけでもないのだが、話したあとのトラブルを思うと、まことに頭が重い問題なのである。みなさんオトナであることだよなあ。私も数年経てば、ここに書いたとある事情がなんだったのか、すっかり忘れてしまっていることだろう。
 チャットのあと、すぐにこうたろうくんから電話がある。
 腹をコワしていたので、子機を使ってずっと便所に座って会話。尾篭なことである。


 マンガ、ほったゆみ原作・小畑健漫画『ヒカルの碁』19巻(集英社/ジャンプ・コミックス・410円)。
 第2部開始記念、ということでか、折りこみでロングポスターつき。
 メインのヒカルはどうでもいいが(^^)、あかりちゃん、すっかりオトナになったなあ。これならそろそろ私にも守備範囲……って、何のだ(^_^;)。それにしても越智が異様にかわいいな、このイラスト。越智って、記録上はヒカルの遥か上を行ってるのに、どんなに頑張っても現実的にはナンバー2って立場がすごくかわいそうで、ついヒイキにしたくなるのである。雑誌連載の方ではもっとかわいそうなことになってるしなあ。
 本編の方は、対韓国戦を睨みつつ、かつて登場して来たキャラが次々とヒカルに立ちはだかって行く展開。あの卑劣な御器曽プロが意外にいい顔したりするあたり、小畑さんの作画に対する自信も伺える。門脇さんとの対決とを、伊角×桑原本因坊戦と平行して見せるのもいい演出だ。
 第2部に入っても、その勢いはいささかも衰えがなさそうだ。

2001年10月07日(日) 新番紹介お休み・有朋自遠方来/映画『陰陽師』ほか
2000年10月07日(土) V2/ムック『本多猪四郎全仕事』ほか



↑エンピツ投票ボタン
日記の表紙へ昨日の日記明日の日記

☆劇団メンバー日記リンク☆


藤原敬之(ふじわら・けいし)