無責任賛歌
日記の表紙へ|昨日の日記|明日の日記
| 2004年03月26日(金) |
トシの変わり目の大掃除。 |
年度末ってことで、今日の予定は職場の大掃除と机の移動。 人事異動で役職がちょっと変わることになったので(出世はしていない)、場所を移るんだけれど、同僚がみんなどたばたしながら、席の離れる人、お近づきになる人と「どうもどうも」と挨拶をし合っている様子を見ていると、学生時代の席替えを思い出して、ちょっと楽しい気分になる。と言っても、デスクそのものを移動させるわけではなくて、荷物を持って引っ越すだけである。 私の使っていたデスクを新しく使うのが、ごっつ美人の同僚なので、拭き掃除する手にも力がコモること(^o^)。でも1年間使い続けたせいでできたシミはちょっとゴシゴシ拭いたくらいではまるで取れないのだった。日頃から掃除しておけば、って、日頃はそんな発想、浮かぶはずもないのである。 新しい机の上には、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』のガシャポンフィギュアを置く。もしも上司に「こんなふざけたモノを机の上に置くな!」と言われたら、「海洋堂を知らないんですか!?」と言い返してやるつもりなんだが、ウチの職場も最近は随分サバけてきたので、多分、何も言われやしないのである。十年前とは隔世の感があるなあ。
半ドンで、残った仕事は同僚に押しつけて帰る。博多駅の「コロちゃんのコロッケ」でおみやげにコロッケを買い込む。こないだうどんにコロッケを乗せてやったらしげが飛びあがるように喜んだので、夕食にそれを作ってやろうと思ったのである。しげは夕べから仕事に病院と寝る間もなかったので、帰宅してもイビキをかいて寝こいている。いつもなら放置するところだけれど、今日は夕方から芝居に行く予定なので、いつまでも寝かしてあげるわけにはいかない。4時に「起きろ」と声をかけたが起きない。「起きたらコロッケうどん食わしてやるぞ」と言ったら起きた。全く食欲だけは睡眠欲に勝つやつである。
芝居はメルパルクホール福岡で井上ひさしの『太鼓たたいて笛ふいて』。 井上ひさしの芝居はいつも構成が弱くて前半はいいものの後半は情に流れて尻切れトンボ、ということがしょっちゅうだったが、今回は芸達者揃いの名演で、その弱点がかなり軽減されていた。いかにも現在のイラク戦争批判に聞こえてしまうセリフのオンパレードにはいささか閉口したけれども、大竹しのぶはそれをそうと聞こえさせない程に熱演している。それでもしげにはそのあたりのお涙頂戴と説教臭さが鼻についたようである。 「田舎者に芝居は作れねえよな」とか、思いきり不遜なことを言っている。「林芙美子と西原理恵子は似ている」という意見には何となく同意。 しげ、帰宅してもうどんを食いたがったので、また二人分作ってやったら、ペロリと食った。いくらなんでも食いすぎちゃうか。
今日26日、午前11時30分ごろ、6歳の男の子が回転式の自動ドアにはさまれて死亡するという事故があった。場所は東京都港区の「六本木ヒルズ」の森タワー2階正面出入り口。亡くなったのは、溝川涼ちゃんで、大坂から単身赴任して来ているお父さんの光一さんのところに春休みを利用してお母さんと会いに来て、事故に合ったという。 痛ましい事故ではあるけれども、捜査一課が業務上過失致死事件として、ドアの構造に欠陥がなかったか、メーカーやビル関係者から詳しく事情を聞いているってのにはどうにも首を傾げてしまう。「構造上の欠陥」って言うけどさ、どこかに故障があったって程度のことじゃなくてね、「回転式ドア」ってもの自体、事故が起きるのも当然って認識、持てない方が「異常」だと思うのである。 「回転式ドア」がいつ頃から普及し始めたか分からないが、少なくとも私たちの子供の頃にはンなもんどこのビルにも見かけたことはなかった(自動ドアだって、昭和30年代後半から40年代初頭には殆ど見かけなかったころである)。だからアレを初めて見たときには、「誰かドジなヤツが絶対に挟まれるに決まってる!」と思ったものだった。センサーが付いて人が挟まれそうになったら止まる仕掛けになってるったって、物体を感知して停止するまでにどうしたってタイムラグが生じるだろう。間に合わないことだってきっとある、そうなったら電車のドアなんかと違って、あの手のドアは重いから、人死にが出たっておかしかないと思ってたら、今回のケースが全くその通りだったわけである。つか、今回が初めてのケースじゃないだろう。 アチラのコメディにはこの回転ドアを使ったギャグがよく出てきて、人が挟まれる、閉じ込められて出られなくなる、恋人と泣き別れになる、外に出たと思ったらまた元に戻ってるなど、その不便さがさんざんからかわれているのだ。あまりにその手のギャグが氾濫しすぎたせいで、ピーター・セラーズが『ピンク・パンサー3』でそれをやったときにはそのシークエンスがまるまるカットされてしまったくらいである(『トレイル・オブ・ピンクパンサー』で復活)。 いったいどういうメリットがあってあんな不便なドアを設置しているのか、ホテルやビルのフロント係がそういうドジをやらかすヤツをナマで見て笑いたいためじゃないかと疑いたくもなるのだが、実際、デメリットのほうが多すぎて理由が見当つかないのである。「回転式ドアの呪い」なんてものがあって、ビルの入口はそうしなきゃならないなんて思い込みに支配されてるんじゃなかろうか。 うちのしげもあの回転ドアを通るとき、必ずタイミングをはかって何度も躊躇しながら飛びこんでやっぱり後ろから迫るガラスの壁に追いたてられて泣きそうになって出てくるのだが、こんなアホなドア、これを機会に全国のビルから撤去しちまったらどうか。それとも全国のドア業者(と言うかどうか知らんが)、「挟まれるヤツの方がドジだ」と言い切る度胸があるか?
2003年03月26日(水) メモ日記�� 2001年03月26日(月) アカデミーよりラズベリー/『幽霊暗殺者』(赤川次郎)/ほか
日記の表紙へ|昨日の日記|明日の日記
☆劇団メンバー日記リンク☆
藤原敬之(ふじわら・けいし)
|