無責任賛歌
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| 2003年02月05日(水) |
タクシー慕情……演歌だね/DVD『銀座カンカン娘』/『総特集 江口寿史』 |
梅宮アンナが離婚してたんですってね。 いきなりどーでもいー話題から入ってしまいましたが、実は好きなんです、この手の話題。 え? バカをバカにすることで優越感に浸ってるんだろうって? まあ、そういう面がないとは言わないけど(^o^)、私ゃ若い人は20代のうちにいっぺんくらい結婚して離婚してってのを経験してね、そうして人を見る眼を育ててもいいんじゃないかって思ってるんで、梅宮アンナもそういうモデルケースに該当するかどうかなって注目してるってことなんですよ。 もうはっきり言っちゃいますが、どんなに若い人が否定しようと、20代までの人間はみんなバカです(そういうオマエはどうなんだ、なんて怒ったりする20代はやっぱりバカ。私ゃ別に自分がバカじゃないなんて言っちゃおりやせん)。バカでしかいられないんです。で、自分がバカであるってことに気がつくためには、それこそ何度でも失敗を繰り返さないとダメなんですね。どんなに自分が経験を積んだつもりでも、20代までのそれなんて微々たるもの、そんなものは屁の役にも立ってなくて、ただ自分の思いこみで行動してるだけなんですよ。 これもハッキリ言いますが、結婚して実質的に特することなんて何もないんです。岡田斗司夫さんの意見と似ちゃうんですけど、特に女性は損することばかりです。他人と一緒にいて、他人のために自分の時間が削られるわけですよ? それで何がどう得するというんですか? だからね、相手と結婚するんだったら、よっぽどどんなに損したっていいから、引き換えに二人で何かをしようって決意がないと、続かないんですよ。 梅宮アンナが結婚して「何かをしよう」と考えてたと思いますか? 「幸せな家庭」? どうやって? 具体的なビジョンもなしに結婚生活が続くほど、今は甘い世の中じゃないですよ? 「夫が定食につかない」って、離婚の原因はそれだそうですが、「梅宮アンナの夫」って肩書きの人間がマトモな就職ができると思ってたんですか? 「梅宮アンナ」って名前、ビジネスライクな世間じゃほとんどプラスな意味では受け取られてないんですよ。自分がどんな風に世間で受けとめられてるか、自分がどれだけ夫の足を引っ張っているか、まるっきり自覚がないんですね。 いや、そもそもそういうリスクを背負うとわかってて結婚した元夫も考えが甘いんです。だからもう、これは結婚当初から「いつか離婚するぞこのバカップル」って目でマスコミからは見られてたんですから。ワイドショーがいやらしげにこの二人につきまとってたのはそういうわけがあったからで。 これで梅宮アンナに少しは自分を見る目、男を見る目ができたんなら、それをネタに彼女はまた一冊、本が書けるかもしれませんが(^o^)。 ……でもなあ、梅宮アンナだからなあ。バカ女にゃ永遠にバカ男しかつかまえられないような……って、やっぱりバカにしてんじゃん(^_^;)。
ヤワラちゃんこと、田村亮子が書いた、自分の似顔絵や「Yawara」のサインなどが入ったキャラクターグッズ(クリアファイルや携帯電話のストラップ、タオル)の販売が決まったんだって。 団体ならともかく、個人の選手のキャラグッズが売り出されるのは始めてだそうな。 ……で、その売り上げはどこに流れるの? 肖像権の管理自体は日本オリンピック委員会(JOC)が一括してるそうだけど、当然、田村亮子本人にも、所属してるトヨタ自動車にもなにがしかは行くよなあ。 ……で、浦沢直樹には? 自分の似顔絵はともかく、「Yawara」は本当はマズイんじゃないのかな。もっとも浦沢さん自身について言えば、田村亮子がどんなに「Yawara」を名乗っても怒って文句をつけたって話は聞かない。多分、今回も海よりも広い心で許してあげそうな気はするけど、そうなると反作用的にますます田村亮子の増上慢が目立ってきちゃうね。 誰かアレをたしなめるヤツがいないのかって思うけど、田村亮子の周囲の人間って、結局みんな柔道家だからなあ(^o^)。……いや、これ以上書いちゃうと、柔道の人にも私が何を言わんとしているかわかっちゃうから書きません。ここまでで抑えとけば、ええ、絶対に大丈夫ですとも(^^ゞ。
今日は某所に出張だったのだが、拾ったタクシーの運転手さん、全然地理に不案内で、道を間違えること二度、三度。 これが不思議なことに、予め地図を見て道を確認しているのに、「左」に曲がるべきところを「右」と勘違いしているのである。 アレだね、「左、左、左、左」と心の中でずっと反芻してるときに、ついふと「もし間違って『右』って覚えちゃったらどうしよう」と考えちゃうと「右、右、右、右」と暗示かけられちゃうってそんな感じの人だったのである。 女性の方で、その白石冬美みたいな甲高い声で思い出したんだけど、前にもこの人のタクシーに乗ったことあったわ。確か、そのときもお喋りに夢中になっちゃって、道の曲がりどころを間違えそうになってたような。 おかげで、20分で着く目的地に、ちょうど2倍の40分かけて到着。当然、遅刻しちゃったんだけれど、なんとその方、「遅れたんで、お金はいりません」と言い出した。 ……いや、今までにも地理不案内なタクシーに乗ったことは何度もある。 で、当然メーターはバカ高くなるのだが、さて、その場合、運ちゃんはどういう対応をするか。 � ,修里泙泙涼傭覆鮴禅瓩垢襦� �◆‐�し割り引いて請求する。 ほぼこの二つのパターンで、私の経験則で言えばその割合は五分と五分。結構セコイ運ちゃんは多いのである。 それが「タダでいい」なんて人に出会ったのは初めてである。 こうなると私も逆に一定の料金は受け取ってもらいたい。 「ここまで2千円はかかるでしょう。せめてそれくらいは……」 「いえ、受け取れません。そんなことしたら私が会社から叱られます」 「せめて千円」 「受け取れません。謝らないといけないのは私です。お仕事に遅れてご迷惑をかけたんですから。もし先方に苦情を言われたら、タクシーのせいにしてください。なんなら、私が一緒に謝りに行ってもいいです」 ……私がウソ書いてると思ってる人もいるでしょ。 いやね、私だってね、自分でこんなヤリトリしてたってことが信じられないのよ。……白日夢? ドラマの脚本でこんなヤリトリ書いたら、絶対「リアリティがない」ってボツくらっちゃうよ(^_^;)。 ここまで言われたらもう、タダ乗りを納得するしかない。遅れたけど先方は怒らなかったよ、九州交通さん、ありがとう。
仕事は午前中で片付いたので、午後は出勤扱いになっちゃいるけど実質的には自由の身である。だもんで、帰りはしげに出張先まで迎えに来てもらって、食事にでも行こうということに。 途端にしげが「カラオケ行きたい!」と言い出す。平日の昼間にゆっくりできる機会なんて滅多にないから、ノっているのである。 半道橋のシダックスで3時間歌いっぱなし。4、5人だと3時間も苦痛じゃないんだが、二人だとなあ。 ハイパージョイ、久しぶりに見てみると、中身が結構更新されていて、『ボピー・ざ・ぱフォーマー』なんてのまで入っている。あんな意味不明の歌を歌って喜ぶやつがいるのか。それは私だ(^o^)。あだーまのなが、ぷーわぷかり♪ しかし何が嬉しいって、ついについに、『コメットさん☆』がオープニング・エンディングともに入ったことである! み〜らくる〜、あいじゃすと、せい、えとわ〜る♪ ……どこが苦痛なんだ(^_^;)。
DVD『新東宝映画傑作選 銀座カンカン娘』。 確か映画そのものについては以前解説したと思う。わざわざDVDで買ってまで欲しいってのは、ひとえに岸井明の歌声が聞けるのと、志ん生の落語が聞けるのと、この二点に尽きる。ってそんな見方するやつが世間にどれだけいるのやら。 特典は当時のスチール写真や監督・出演者の一部のプロフィールだけで特典ばやりの状況の中では甚だ寂しい。 そのプロフィールにしても、島耕二・高峰秀子・灰田勝彦・笠置シヅ子の4人のみなのである。脚本の山本嘉次郎(黒澤明の師匠だぞ)、撮影の三村明(ハリウッドで活躍したこともある日本映画創世記からの名カメラマン)、音楽の服部良一(親子三代の音楽家ってのもすごい家系だ)、出演者では古今亭志ん生、岸井明、浦辺粂子、水原久美子、一の宮あつ子といった人々について全く触れないというのはおかしかないか。 監督の島耕二についても、プロフィールから『宇宙人東京に現る』が抜け落ちてるからなあ(^o^)。まあ、大衆向けの映画も作ってたけど、堅実な演出で『風の又三郎』ほか、名作も数多く作ってるんで、アレは抜かした方がいい、とDVD制作のスタッフが判断したのかもしれないけれど。 オープニングが失われているので、資料から起こしてタイトルをつけているのだが、どうもこれに「抜け」があるように思えて、それも不満である。紹介されている曲が『銀座カンカン娘』(高峰秀子)と『わが夢、わが歌』(灰田勝彦)のみというのはどういうわけか。本編では笠置シヅ子が『酔いどれ天使』に続いて『ジャングルブギ』(黒澤明作詞!)を歌っているのに、字幕では無視されているんである。志ん生の演じる題目が「疝気の虫」と「替り目」であることにも一切の記述なし。 新東宝映画をコレクションしようなんてやつはマニア以外にいるわけないじゃん、もっと資料は充実させてほしいよ。
ひと眠りしたら、外は雪。もう2月なので、これがこの冬最後の雪となるか。 しげと深夜のドライブでジョイフルに行くが、車の天井に乗っかっていた雪が、ブレーキをかけるとそのままじわ〜っと、フロントガラスに布団をかけていくように降りてくるのが面白い。 平和なことである。
『文藝別冊 KAWADE夢ムック 総特集 江口寿史』(河出書房新社・1200円)。 澁澤龍彦とか黒澤明、ボブ・ディランなんかを特集してきたこのシリーズに、いきなり江口寿史が乱入(^o^)。マンガ家としては、岡崎京子に次いで二人目である。凝ったセレクトしてくれるよなあ、河出。 書き下ろしマンガのタイトルが『今日までそして明日から』である。もしかして江口さん、『オトナ帝国』を見たのかな、と一瞬思ったが、この人の世代なら、吉田拓郎はど真ん中なので、別にアレを見てなくても自然にこういうパロは出て来るのだろう、と思いなおす。 特別対談の相手が山上たつひこで、これはもうギャグマンガファンなら買わずにいられるかってなものであろう。 山上たつひこが永井豪の『キッカイくん』などに触発され、江口寿史が山上たつひこの『がきデカ』に影響を受けているのに、江口寿史は永井豪に全く笑えなかった、という、明らかに「世代」によるギャグ感覚の断絶が見て取れるのが面白い。そして二人とも、赤塚不二夫『天才バカボン』については、面白いけれど文法破壊の仕方に無理がある、と断じているのである。 で、二人とも、ストーリーマンガより、ギャグマンガの方がはっきり「上」だと認識している(^o^)。 これは全く正しい。イマドキの、ストーリーマンガにこじゃれたユーモアがちょびっと混じる程度のマンガしか知らない若い世代には、マンガの王道はギャグである、というかつての「常識」が既に通用しなくなっているのである(それは手塚治虫と梶原一騎のせいなんだけど)。 だったらなおのこと、この二人にはマンガを描いてほしいんだがな(⌒ー⌒メ)。ともかく、ギャグが“難し過ぎて”理解できなくなっている若い人たちにギャグとは何かを実作で示せる人が、今ほとんどいなくなってるんだから。 単行本未収録作品の掲載は『うなじ』。 誰もが一度は挑戦してみたくなるフランツ・カフカの『変身』のパロディだが、中年オヤジがいきなり女子高生になるのである。しかもパニックに陥るどころかすぐに順応しやがるし。おかげで色気づいた息子は父親をみておっ立つし、妻は「なによう、私だって昔は女子高生だったんだから!」と泣いて実家に帰る。泣いていいんだか笑っていいんだか(^_^;)。 しかしこの人には未収録作品があといくつあるんだろうか。(2003.3.4)
2002年02月05日(火) ゴーマンかましちゃ、いけまっしぇん/『コンセント』(田口ランディ)ほか 2001年02月05日(月) 恐怖のブラック・メール/『真・無責任艦長タイラー1 入隊編』(吉岡平)
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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