無責任賛歌
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|藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2003年01月26日(日) 短いほど分らない話/DVD『帰ってきたウルトラマン』4巻/『プリンセスチュチュ』2巻ほか

 1/25日の日記の続きです。

 帰宅して、DVD『帰ってきたウルトラマン』の4巻を見る。
 13話「津波怪獣の恐怖 東京大ピンチ!」、14話「二大怪獣の恐怖 東京大龍巻」の前後編は、名作の呼び声も高い、津波怪獣シーモンス&竜巻怪獣シーゴラス登場の巻……と言いたいところだけれど、ちょっとこの怪獣の「分類」に違和感があるのである。
 昔から気になってたんだけどさ、シーモンスって、津波起こしてないじゃん? 起こしてたのは、シーモンスを追っかけて来たシーゴラスの方であってさ。竜巻はシーモンスとシーゴラスが一緒に起こしてるんで、「竜巻怪獣」と言ったら両方になってしまう。
 今回、DVDを見返して確認したのだが、本編のナレーションでは、シーモンスを「伝説怪獣」、シーゴラスを「津波怪獣」と言っているのだ。こっちのほうが正しいんじゃないか。これも脚本と実際の制作過程での混乱があったんじゃないかと思うけど、あくまで本編主義で行くなら、オープニングの字幕は間違いだ、ということになる。もっとも、そういう細かいことを言い出すと、ウルトラマンが津波をはじき返した「ウルトラバリアー」も、ナレーションの名古屋章さんは「ウルトラバーリア」って発音してるんだけどね。
 字幕のミスは他にもあって、高村船長役の小林昭二や娘役の西村恵子、後編にはなんとクレジットがない。いくらなんでもひどすぎないか。

 ドラマ自体も、実のところ、決してそんなに名作と言うほど完成度の高いものではない。
 シーモンスはなぜ海を渡ってくるのか。
 それがドラマのキモになってはいるんだが、前編ではそのことに全く触れられていない。南洋の西イリアン島に伝わる歌に「シーモンスが海を渡る時は気をつけろ」という警告が含まれていることをMATは知るのだが、そのとき誰も「なぜシーモンスは海を渡って来るんだ?」と気にしないのか不思議だ。怪獣を攻撃することにばかり気をとられて忘れてたのか(^_^;)。
 でもって、後編でそれはシーモンスが産卵をするためだった(カメか)、と明かされるのだが、結局ウルトラマンとの対決に破れた二大怪獣は、そのまま海に帰ってっちゃうんである。……子供どこで産むのよ(ーー;)。
 二大怪獣の謎を握る高村船長、物語の冒頭でシーモンスに襲われて記憶喪失になるのだが、記憶が戻ったら、怪獣撃退の方法くらい思い出してくれるんじゃないかと期待するじゃない? けど実はそんなもの何も知らなかったのである。
 ……結構脚本雑だぞ、上原正三。
 あと、嵐のシーンで、『空の大怪獣ラドン』や『三大怪獣地球最大の決戦』の町が破壊されるシーンをそのまま使ってるんだけど、東京に中洲があっちゃマズいでしょう(^_^;)。

 いや、アラはやたらとあるんだけれど、それでもやはりこの作品は圧倒的に面白い。
 それはひとえにゲスト陣の名演によるところが大きい。
 高村船長の小林氏の痴呆演技もすばらしいが(こらこら)、それを支える娘のヨウコ(これがまた困ったことに、『帰ってきたウルトラマン大全』では「陽子」、DVD解説書では「洋子」と表記が違うのである。船長の娘なら「洋子」の方がふさわしい感じがするんだけど、断定はできないし)役の西山恵子の健気さ。ウルトラシリーズ中でも屈指の名演と呼んでいいのではないか。
 ほかにもこの前後編のキャストは超豪華である。藤田進(岸田長官)・菊池英一(川崎操舵士)・幸田宗丸(保険会社員・木島)・西本裕行(工場長・赤城……スナフキン!)・向井淳一郎(自衛隊指揮官)。これで胸が踊らぬオタクはいまい。

 そして、小林昭二・西山恵子の二人の歌う『シーモンスの歌』!
 これが当時の怪獣少年たちの心をいかに揺さぶったか。
 今でもハッキリ覚えているが、翌日学校に行ったら、男子がみんな「ケナケナ、シーモンス」♪と歌っていたのである(そこしか覚えていない)。
 この伝奇色溢れる歌の作曲は、小林昭二本人! うおおお、燃えるぜい!
 以下に、私が耳コピした歌詞を挙げるので、当時燃えた少年たちはもう一度燃えていただきたい。
 いやね、正確な歌詞を書きたいけどさ、『帰ってきたウルトラマン大全』にもDVDの解説書にも、この歌詞が載ってないのよ。『大全』なんて言ってるワリに各話のキャスト表もきちんと調べてねえし、クソの役にも立ちゃしねえぞ、あの本。
 口の動きも含めて確認したから、そう間違ってはいないと思うよ。

 ヌレクハ ヒーウーモ
 ケナケナ シーモンス
 ヨードサ ハーウーコーム
 メウラー シーモンス

 (シーモンスは島の守り神 シーモンスは気立ての優しい怪獣 だがシーモンスが海を渡るときは気をつけろ 恐ろしいことが起こる)

 トルメジ イーウーシ
 ハウコム シーモンス
 ソルトラ シーリーカース
 リラベラ シーゴラス

 (シーモンスを苛めるな シーモンスを苛めると角光る 角光ればシーゴラスも怒り 海も天も地も怒り この世は地獄となる)

 原語にもとネタあるんかな。なんだか訳と一致してないような気がするんですが(^_^;)。正確な歌詞カード持ってるって方は教えてください。
 でもこの手の歌詞っていい加減なこと多いからなあ。『モスラの歌』とかも伊福部昭音楽全集とカラオケの字幕とじゃ全然違ってるもんなあ。

 15話の『怪獣少年の復讐』、ビッコで貧乏で孤独で(あんまりな設定だな)差別されている少年が、父親を殺した怪獣にかえって世間に対する復讐を望んでしまうという実に複雑な心理を描いた名編。脚本は田口茂光。上原さんより実力は上なんじゃないかな。
 でもこの脚本も、字幕では怪獣が「エレドー“タ”ス」となっているのに、本編では「エレドー“ダ”ス」。どうすりゃいいのよ。
 史郎少年を演じたのは、これまでは次郎の親友役を演じていた高野浩幸。名演なんだけれど、同一シリーズで別の役を演じるってのはちょっとねえ。ほかの人が見つからなかったのかな。


 DVD『プリンセスチュチュ』2巻。
 わっ本放送のときは気づかなかったけど、プリンセス・クレールのフィックス音楽、「ジムノペディ」だったんだ。どうして気づかなかったんだろう。アタマ寝てたのか。
 気づかないと言えば、チュチュに出て来るキャラクターの名前もいったいどこから取って来てるんだかわかんないものが多い。いかにも原典がありそうなんだけれど。
 私が気づいてるのは、ドロッセルマイヤーだけだな(~_~;)。これはもちろんバレエ組曲『くるみ割り人形』の登場人物……というより、原作『くりみ割り人形とねすみの王様』に出てくる語り部の名前。あの物語は実際に作者のE.T.A.ホフマンが女の子たちに語って聞かせてあげた話がもとになっているから、ドロッセルマイヤーはホフマン自身だということにもなる。
 アニメのドロッセルマイヤーはあまり優しいおじさんって感じはしないが(^o^)。
 『夢見るオーロラ』に出て来たパウラモニとパウロの二人も、いかにもなにかに出て来てるっぽい名前なんだけどなあ。
 で、このパウラモニ、ゲストで1回こっきりしか出てて来ないのがもったいないくらいのキャラである。「夢見ることに恐怖を覚える」って複雑な心理を演じなきゃいけないんだけど、その要求に見事に答えた声優さんは勝生真沙子さん。今さら説明するのが野暮なくらいの大ベテラン(いや、古狸ということではなくて)である。
 世間的には勝生さんと来れば海王みちる(セーラーネプチューン)なのかもしれないが、私にとっては絶対的に北島マヤ&四方田麿子。マイナーだなあ(^_^;)。
 みちるファンの女の子なんかは勝生さんのクールビューティーぶりがステキ!みたいな感じだったみたいだけれど、私はあの方のキレてるっつーか、イッちゃってるっつーか、妄執に捕われてるっつーか、ともかくいきなり甲高い声上げて包丁振りかざしそうな女の演技させたら天下一品なところが大好きなんである(なんか誉め言葉に聞こえんな)。
 もちろんキャリアのある方だから、普通の役もされてるんだけどさ、そっち方面の演技ができる女の人って意外と少ないから。これって、女性の声優にいかにもアニメアニメした作り声を要求してきた弊害なんかじゃないかと思う。勢い、『The八犬伝』の玉梓や『スケバン刑事』の海槌麗巳なんて役があると、勝生さんに振られることになるのである。
 あ、『羊たちの沈黙』『ハンニバル』のクラリス(ジョディ・フォスター&ジュリアン・ムーア)の吹替えも勝生さん。いかにもでしょ?

 物語が折り返し地点に来たせいか、今巻はゲストキャラが少ない。
 さすがに前巻のアリクイ美みたいな強烈なキャラはそうそう出せまいが、巡業バレエ団エレキ座の団長が電気ウナギだったりと、まあ、細かいギャグキャラはちょこちょこ登場。どうも金冠町に来るまではこのエレキ座も普通の劇団だったらしいので、この町に入るとどうやら普通の人でもおとぎ話の世界に取りこまれてしまうらしい。「団長ってウナギだっけ?」「この町に付くまでは……?」「ま、いっか、電気代浮くし」って、そういうもんか(^_^;)。



 ハイ、ここから26日(^o^)。

 朝、なんとか起きて『仮面ライダー555』の第1話と、『おジャ魔女どれみどっか〜ん』の最終回を見る。
 『555』は設定に凝り過ぎ、ハッタリのかましすぎ。まあいつものことだけど。でも主役が誰だかわかんないような出だしってのはどんなもんかね。
 竹井みどりさんがチラッとだけ出てすぐ死んでしまった。……もちょっといい使い方しようよ。
 『大鉄人17』や『多羅尾伴内(小林旭版)』で、「ホクロがセクシーでキレイなおねえさんだなあ」とか思っていたのだが(小学生だろ?)、『くれないものがたり』でなんだかヘンな世界に行かれてしまった(-_-;)。もっともっと使われていい女優さんだと思う。
 『どれみ』はまあ、普通の終わり方かな。4年も続いた番組のラストとしてはあっさりしすぎてはいるが。作画がいいので、ありきたりって印象がだいぶ薄れているのはいい。でも、今さら「みんなと別れたくない」くらいのことで引きこもるか、どれみ、とか思いはするけどね。
 未来さんのエピソードとの関連性は全くなかったみたいだね。多分そういうことになるだろうと思っちゃいたけど。あれはやっぱり突発的な番外編みたいなものだったのである。

 で、眠くて昼は寝てました。

 夜、しげがいきなり「ドンキに行くよ」と言い出す。
 なんのことやらわからず、「ドンキってなに?」と聞く。
 「ドンキホーテ!」
 何やら買い物があるらしいのだが、「ドンキホーテ」くらい、省略して言わなくてもいいんじゃないのかなあ。
 本当に長い単語を省略するのならともかく、なんでもかんでもとりあえず省略してみるっての、はっきり言って「若気のいたり」なんである。流行語と同じで、トシ食ったら「あんな言葉使ってた」って恥ずかしくなるぞ。私もムカシよくやったからわかるんだが、『長靴をはいた猫』を『長猫』とか、『どうぶつ宝島』を『ど宝』とか、『カリオストロの城』を『カリ城』とか(アニメばっかりかい)、自分では意識してなくても、いかにもマニアな言葉使って自分たちのステイタスにしてるつもりになってるんだね。
 「だってぼくたち若いんだから、自分たちの言葉使ったっていいじゃん、オジサンは相手してないし」とか言い訳するやつもいるが、だったらオトナの前でそんな言葉を使うもんじゃない。使い分けできてないだろ?
 そういった相手に対して無自覚に甘えた言葉ってのは、不快感を与えるばかりでなく、使ってる本人がアタマ悪そうに見られちゃうんだけどね。それって損だと思うけど、どう?
 おかげで、こちらも「今の言葉、何?」って聞いたときに、その実物を知らないと、その中身を理解するのにえらく手間がかかるのである。
 「ドンキ」だけで通じる、知らないほうがおかしい、という判断は「鈍器」という単語を知らない人間の発想だろう。単語の発音が短くなれば、必然的に同音異義語となる確立が増える。「マック」がパソコンを指すのかハンバーガー屋を指すのか混乱した例を考えてみればよい(関西は「マクド」で混乱する必要はなかったようだか)。
 「ロッテ」と言えば私にとっては「歌のアルバム」である。
 「ケンタ」と言えば、深作である。
 「ファミマ」と言えば「あ〜み〜ま〜、ゆ〜や〜ゆ〜」を連想してしまう。
 たかだか2、3文字を省略しなきゃならんほど、今の若い人たちはめんどくさがりになってるのか? でも、「ファーストキッチン」なんかは特に省略なんかしてないだろうが。それともあれは「ファッキン」とでも言うのか?
 こうなると店の名前を新しくつけるんなら、最初から「ポプラ」とか「ガスト」とか、3文字以内にしてくれと、頼みたくなってくるね。

 ともかく車に乗せられて、香椎まで出かける。外はちょっと雨。
 腹が減っていたので、食事をまず先に『びっくりドンキー』(これも「ドンキ」になるじゃんかよ)ですます。
 ハンバーグスパゲティに、イカ焼き。ちょっと味が濃いが、ここのイカ焼きは美味い。しげにも少し分けてやるが、もっと欲しそうな顔。しげはしげでハンバーグを食っているのだから、そんなには食べ切れないのだが。でも追加でデザートを頼んだら、やっぱり半分取ってペロリと平らげたのであった。
 そのあと、「ドンキホーテ」の中をうろつく。初めて知ったけど、あそこ、お茶のサービスまであるのね。紙コップ持って店内をうろつくのはちょっと動きにくかったけど。
 しげがフライパンだのトイレットペーパーだのバレンタイン用の道具らしきものだのを買ってる間に、私もシャツだのパンツだの靴下だのを買う。なんだか日用品を買うのって久しぶりのような気がするなあ(^o^)。


 帰宅してネットを開いたら、山本弘さんとこの『SF秘密基地』で600000のキリ番をゲット。そういうのが全く話題にならないサイトだから、特に書きこみをする気はないが、ちょっと嬉しかったのでここにだけ記録しておこう(^o^)。


 マンガ、金田一蓮十郎『ジャングルはいつもハレのちグゥ』10巻(エニックス/ガンガンコミックス・410円)。
 最終巻とか言っときながら全然終わってない。『ガンガン』本誌ではタイトルを『ハレグゥ』(省略やんけ……)として、連載継続中である。このタイトルでまたテレビアニメ化してほしいな♪
 それにしても、この作品の原作とアニメの関係は極めて幸福な関係にあったのではないか。
 原作ももともとギャグのキレがよかったのだが、アニメがそれに拍車をかけるように暴走した。その様子を見て、原作マンガが負けじと暴走し始める。その変化が顕著なのがダマばあさんの存在で、最初はもっと普通のババアだった気がするが、もうこの10巻になると完全にこのマンガのヒロインである。って言っていいのか、オイ。
 えー、説明するだけでタイヘンなんですけどね、財産争いに巻き込まれたウェダを殺しに、刺客が送り込まれてくるわけですよ。スッゲェ美女の。でも実はそいつ、ダマだったんです。……なんで? って、理由なんてないです(-_-;)。
 いやもう、それ以上、説明を求めないで……。次回からはまた都会編のようです。
 
 
 マンガ、城平京原作・水野英多作画『スパイラル 〜推理の絆〜』8巻(エニックス/ガンガンコミックス・410円)。
 未だにこのマンガは「読み」切れないなあ。
 いやホントに面白いんだかつまらないんだかわかんないのね。キャラクターの誰一人として、感情移入できるやつがいない。それも当然で、背景となる設定が全然見えてこないからなんだけれど、キャラクター同士の腹の探り合いというか、いかにして敵のウラをかくかって権謀術数はオモシロイのである。
 ……私事だけどさ、実は私が今回劇団のために書いた戯曲、『スパイラル』の影響受けちゃってるんだねー(^_^;)。いやね、この「いかに敵のウラをかくか」ってのをあまりクドくならないようにやってみたくなったのよ。成功するかどうかは芝居が出来あがってからのお楽しみなんだけど。
 で、書いてみて確かに思うのは、この「権謀術数」やってる間って、純粋な思考ゲームになっちゃうから、「キャラクター」がすっごくジャマになるのね。『スパイラル』のキャラクターの背景が未だに描かれないのは、もしかしたらそのあたりに理由があるのかもしれないけれど、今後の展開を見てみないと、今はまだ簡単に判断が下せないんだよね〜。
 考えてみれば、ミステリーが傑作かどうかってのは、完結してみなけりゃわからない。面白いかつまらないかわからないまま読んでくってのも仕方のないことなのかもなあ。

 そこで気になるのは、鳴海清隆の存在だ。
 『機動警察パトレイバー』の帆場英一を彷彿とさせる、「全ての事件の鍵を握る男」。帆場は結局、最後の未来を読み切れなかったが、鳴海兄はいったいどこまで未来を読んでいるのか。
 いや、そもそも「人間」はどこまで「先」が読めるものなのだろう?
 全てが読めるとしたら、それは限りなく「神」に近いのではないか?
 その「神」はまた、「ラプラスの悪魔」とも呼ばれる。
 果たして城平さんはこの物語の支配者を「神」「悪魔」どちらの視点で描いていこうとしているのだろうか。
 囲碁・将棋の世界における名人クラスになると、最初の数手で終局までが見通せるそうだ。本作の「全ては鳴海清隆の手の上で踊るものたち」という設定に疑問を覚えるのは、未だに姿を見せぬ彼に、既に見通している未来などというものがありえるのだろうか、ということが気になるからである。
 全てが自分の仕掛けた通りに人間たちが動いていくとすれば、それは恐怖につながらないだろうか。不確定要素のない未来など、私は見たくもないのだが。

 巻末のあとがきで、城平さんがエドワード・ゴーリーのファンであることを知る。有名人でゴーリーファンを表明してるのは、私が知る範疇では江國香織さんに続き二人目。でももっともっと知られてほしい作家さんである。
 新刊の『ウェスト・ウィング』まだ見つけてない。早く買わねば。


 マンガ、和田慎二『神恭一郎事件簿� ^Δ隼爐虜住�計』(メディアファクトリー/MFコミックスフラッパーシリーズ・620円)。
 神恭一郎シリーズの短編はまとめると一冊にしかならないんだが、それを三分冊して売ろうってアコギなやり口。
 ミステリコミックが流行してるから、今、再販したら売れるだろうってハラで出し始めたんだろうと思うけど、あの、ハッキリ言ってさ、イマドキ通用するレベルの話じゃないのよ。
 昔はミステリ作品が少なかったから、仕方なくこんなもんでも読んでたけどさ(1973年!)、もうこれがアイリッシュの『幻の女』の稚拙な模倣作でしかないってことは知れ渡ってることなんだからね。
 ……このマンガをこれから読もうって人は、先に『幻の女』を読んでおいてくださいね。でないと評価の仕方を間違えます。
 考えてみたら、「神恭一郎」って名前も高木彬光の「神津恭介」をモジってるんだものなあ。まあ、昔のマンガ家さんって節操ない人多かったから、和田慎二一人を責められはしないんだけどね。さすがに最近はここまで露骨なパクリはしてないみたいだから。


またもや字数オーバーになっちゃったので、続きはまた翌日。(2003.2.18)

2002年01月26日(土) 食事中には読まないで下さい。/『ラーゼフォン』1巻(百瀬武昭)/『増量・誰も知らない名言集』(リリー・フランキー)ほか
2001年01月26日(金) 夢の通い路



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藤原敬之(ふじわら・けいし)