無責任賛歌
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| 2002年05月10日(金) |
人生は重い荷物を……。/『新映画宝庫 Vol.4 スタークラッシュ 大宇宙映画放浪編』ほか |
三日連続で誰かの夢を見るかと思ったけれど、全く見なかった。残念。 かと言って、見なかったモノを見たように書くわけにもいかないから、仕方ない。 それとも見ただけで忘れてるのかなあ。 もしも○○○○さんが出て来て○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○、とてもここには書けないし妻にも語れないから、まあ忘れてよかったということになるのかもしれないが(^_^;)。
朝方、曇り空だと思っていたら、昼過ぎから土砂降り。 休日が雨に祟られなきゃいいが、と去年も思ったことをまた考える。 「雨が降ったら出かけない」という人、結構多いんだよね。 けれど公演する以上は、たくさんの人に見てもらいたいというのは正直な気持ちである。 ウチの芝居はおカネをとらず、観劇料はカンパ制なのだが、それを好意的に解釈するお客さんは「よっぽど芝居の内容に自信があるのだろう」とか思ってくださる。もちろん、真実は「カネが取れるほどの芝居ではない」という謙遜なのだが、それでも奇特なことに、「見てよかった」と感想を述べてくださる方はいらっしゃるのだ。 称賛も批判も、見ていただかないことにはどうにもならない。 しげが「『シティ情報 Fukuoka』に写真入で記事が載ったよ!」と嬉しそうにいってたので立ち読みしてみたが(買えよ)、其ノ他くんのポートレートが、実にイイ。 これに誘われて、本気で客が来るかも……?
職場からの帰り道、「公演の時の、みんなの飲み物と紙コップを買うから」と言われてスーパーマルキョウに寄る。 私もついでに、牛乳だの切れてた玄関の電球だの台所の電球だの(なぜかこの一週間で立て続けにあちこちの電球が切れまくっているのである。何かの祟りか?)、そんなものを買う。 これが失敗だった。 車に帰ってくるなりしげ、自分の荷物をドン、と私に押しつけて、 「これ持って」 「……なんでこんなに?」 「だって、オレ、運転しなきゃなんないから持てないもん」 「持てないって……後ろの座席に置けば」 「どこに?」 ハッと気付いた。明後日の公演のために、後部座席は大道具小道具が積み込まれてあって、もうモノを置くスペースがないのである。 「置けない?」 「うん、だから持って♪」 さては、初めからそのつもりだったか。 しげ、こういう卑怯なワザにだけは知恵が回る。 しかもしげ、ウチが近づいて来て、とんでもないことを言い出した。 「スペアリブ食べたいなあ。……美味しかった?」 「お前も食ったろ」 「また食べよっかなあ。寄ってもいい?」 しげのこの「寄ってもいい?」は、イコール「奢れ」ということである。 しかし私の膝の上は、マルキョウの袋、ペットポトル四、五本がドデンと乗っかっている。 「荷物これだけあって、どこに置くんだよ」 しかし、しげはなおも「寄ろっかなあ(奢れ)どうしよっかなあ(奢れ)」とウルサイ。 結局、やっぱりマクドナルドに寄ってスペアリブセットを頼む。 しかも、自分が奢るときは私が二品頼むと「奢りだと思ってタカりやがって」と文句垂れるくせに、自分が奢られるときは「チキンタツタ追加ね」と平気で頼みやがるし。 袋をいくつも両手で抱きかかえるようにして助手席に座るハメになったけれど、すれ違う対抗車の人は「なんじゃありゃ?」と思ってたろうなあ。 更にしげ、トンデモナイことをいい出す。 「あ、あとグッデイに寄ってフトン買うから」 「……これ以上どこに置くんだよ!」 「後ろにスキマあるからそこに入れるよ」 「だったら、この荷物も後ろに置けよ!」 「ボトルとかは倒れるじゃん。フトンは平気だし」 ……で、しげがグッデイで、フトン一つを選ぶのに20分かけている間、私は身動きができないまま車中で荷物を抱えたまま、ひたすら続く腕のシビレと戦っていたのであった。 昔のコメディで、買い物好きの女房に荷物もちにされて往生する旦那がよく描かれてたなあ。最近じゃ『ファンタジア2000』にまで出てきたけど。 くそ、いつか奈落の底まで落としてやるからな、しげめえええええええ!
晩飯にまたカレーを頼まれたので、一つ作ってやる。 卵も一つつける。 2時間ほどしてまたしげが「腹減った」と言い出す。仕方なくまた作ってやる。今度は私の分も作る。 しげ、私より早くあっという間にカレーを食い尽くし、「もう、カレーないっちゃろ?」と私に聞いてくる。 「ないよ、もう」 とぶっきらぼうに答えると、「ないのかあ」と、モノ欲しそうに言う。 「ないのかあ」 「ないよ」 「ないのかあ」 「……食うか? オレの」 「うん!」 ……しげに勝てるやつ、誰かいないか(-_-;)。
『ドラえもん』とか『あたしんち』とか漫然と見る。 『あたしんち』も悪くはないけど、クセがないから、かえってヒットしにくいんじゃないかなあ。こういうホームドラマものって、『サザエさん』って金字塔があるから、『ちびまる子ちゃん』も『クレヨンしんちゃん』も多少ドギツイ部分で客を引かないと話題にしてもらえないところがあるんである。 人気が出てくれば、中にある「毒」も世間は好意的に解釈してくれるようになるから、問題なくなるんだけどね。 初めから「毒」の少ない『あたしんち』が大地監督のワザで、どの程度の「個性」を出せるかがカギだろうな。
大澤徳一郎・梨子田章敏企画・構成『新映画宝庫 Vol.4 スタークラッシュ 大宇宙映画放浪編』(大洋図書・1400円)。 執筆者陣の中に、石上三登志やうしおそうじ、岸川靖、田中文雄、麦人などの名前があったので、「おお!」と思って読んでみたけど、宇宙SFベストテンのアンケートに答えてただけだった(^_^;)。 それでも、石上さんのベストワンが『地球の静止する日』ってのは「らしくて」イイなあ。 私もちょっと思いついて、「宇宙モノ」に限ったSF映画のベストテンを作ってみました。SF全般にまで広げればもっとあるけど、それはまた別の機会に。 1,『惑星ソラリス』(SOLARIS) アンドレイ・タルコフスキーの最高傑作にしてスペキュレイティブ・フィクションとしてのSF映画の最高峰でもある。「人は虚構にのみ生きる」というテーマは押井守に多大な影響を与えた。私が押井守をプッシュするのを「何でそこまで」と思われる方もいようが、それは私が「押井ファン」であるというより、押井さんともども私も「ソラリスの子ら」であるからなのだね。
2,『2001年宇宙の旅』(2001:A SPACE ODYSSEY) これを入れるか、個性もクソもないやん、と非難されそうだが、外せねーよ、これは(^_^;)。 後半の哲学的シーンの意味より、映像としてSFをキチンと見せてくれたってことが嬉しくてねえ。あの、放り投げられた骨が宇宙ステーションにオーバーラップするシーンがベストショットですね。
3,『決死圏SOS宇宙船』(JOURNY TO THE FAR SIDE OF THE SUN) SFの「怖さ」を感じさせてくれた傑作。 科学的には太陽の反対側に地球そっくりの惑星があるなんてありえないって、わかってんだけど、宇宙SFが必ずしも「科学的」なものでなく、やはりイマジネーションの世界であること、そしてその想像の中には「悪夢」もあるということを感じさせてくれました。
4,『ブレードランナー』(BLADE RUNNER) 宇宙映画としては取り上げてない。未来SFってことでなんだろうけど、レプリカントって宇宙殖民用に開発されてるわけだし、これはぜひ入れたいということでランクイン。 ネクサスの死の意味についてはリドル・ストーリーとしても楽しめるね。
5,『怪獣大戦争』 ここらで日本ものを(^o^)。 『ガンマー第3号・宇宙大作戦』も『妖星ゴラス』も『宇宙大戦争』も『惑星大戦争』も『宇宙からのメッセージ』も蹴散らして、これをランクイン。 いや、そんな簡単にバカにしちゃいけませんぞ、ゴジラとラドンを宇宙に運ぶシーンのイマジネーション、アレがSFでなくてなんでしょうか。 侵略宇宙人は須らく「まだ見ぬ未来」に旅立ってほしいね。 6,光る眼(VILLAGE OF THE DAMNED) リメイク作品でなおかつ「面白かった」という稀有な作品。映画屋ジョンくん、侮りがたし(^o^)。 村へのラインを越えた途端に「ぱたっ」と倒れちゃうあたりがすごくセンス・オブ・ワンダーだね。 SFってワケわからんと仰る方は多いけど、「未知空間の恐怖」というオリジナル作のキャプションがその一端を示してますね。
7,ギャラクシー・クエスト(GALAXY QUEST) SFパロディはそれ自体、SFでなければならない。 『スペースボール』や『マーズ・アタック!』も好きだけれど、オリジナルの『スター・トレック』を軽く凌駕しちゃったということでこっちをランクイン。 『スタトレ』オリジナル版は悩んだ末に入れなかった。だって映画シリーズよりテレビオリジナルの方が面白いんだもの。
8,ヘリウッド ここで個性を出したからよかろう(^o^)。 多分、この映画を評価してるのは日本全国広しと言えど私くらいのものではないのか(^_^;)。 宇宙の侵略者、悪漢ダンスから美少年アップルくんを守るんだ美少女探偵団!……という話だけど、まあ侵略SFとは名ばかりひたすらエロでグロでスカトロで下品な映像の連続。これ見てて楽しめる人間は神経がどうかしてるね♪ でもセーラー服の三人娘、斎藤とも子・青地公美(眼鏡っ子だぜい)・羽仁未央(太めなとこがかえってイイ)はかわいかったし、若き日のデーモン小暮閣下の美少年ぶりを楽しむのも一興。ともかく私ゃデタラメなら徹底的にデタラメにしてくれた方が大好きなんです。 ちなみにこの日記の投票ボタン、「投票投票投票……投票!」ってのは主演の遠藤賢司の歌『東京ワッショイ』のモジリです。誰も気がつかなかったでしょうが。
9.ジュブナイル 子供に見せられる健全なSFを一本も入れてないことに気づいて慌ててランクイン(^_^;)。 藤子・F・不二雄系ということで言えば、オリジナルの藤子アニメ、『ドラえもん・のび太の宇宙開拓史』や『21エモン 宇宙いけ!裸足のプリンセス』などをランクインさせるべきかもしれないけど、今回はアニメは割愛。アニメ入れ出したら、半分以上がアニメになるから。 10,宇宙戦争(WAR OF THE WORLD) 古典を入れるとしたら、やはりジョージ・パルのこの一本。 火星人がタコ型でなかったのが残念だったけれど、もし原作通りにタコにしてたら『ゴジラ2000』みたいに叩かれてたのか? ……んなワケないな(^o^)。
次点,スターウォーズ/帝国の逆襲(STAR WARS EPISODE �后В圍硲邸。釘唯丕稗劭邸。咤圍劭稗烹釘咫。贈腺達法� 『スターウォーズ』シリーズがやっとすべりこみ。正直な話、おもしろかったのは、この一本だけ。ヨーダが初め全く「導師」に見えないってとこがこの映画のミソなのに、『ファントム・メナス』で堂々と出しちゃうんだものなあ。「『スターウォーズ』は映画ではなくてイベント」っての、結局は映画として評価されてないってこと、ジョージ・ルーカスはちょっとは考えてるんだろうか。
2001年05月10日(木) 仕事復帰、半分だけだけど/『× ―ペケ―』6・7巻(新井理恵)
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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