無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2001年01月29日(月) 癒し癒され恋焦がれ。/アニメ『地球防衛企業ダイ・ガード』13巻ほか

 「癒される」という言葉があまり好きではない。
 この言葉、昔、斉藤由貴が尾崎豊と不倫していたころ(^o^)、「私たちは癒し合える仲」と言ったあたりから急速に広がっていった。当時のテレビコメンテイターが「宗教の人は変わった言葉を使うねえ」と言っていたのが、今やもうテレビはみんな「癒し系」である。
 私が気に入らないのは、癒されるためにはまず本人が傷つかねばならず、つまりは癒されるためにワザと傷ついてみせる連中がやたらと多いのが気に入らなかったのだ。
 ……テメエ、甘えてんじゃねえぞ。そんなに「優香」の胸で泣きたいか。
 私はどっちかっつ〜と巨乳過ぎない程度の美乳が。ああ、いやいや。

 でもそう言いながら、私も多分突っ張っていたのだなあ。何気なくかけられた「元気ですか?」の一言が身に染みる日もある。今日はそんな日であった。

 テレビのニュース、今日は新大久保駅での列車事故のことばかりである。酔っ払いが線路に落ちたのを二人の若者が線路に降りて助けあげようとしたが、そこに電車が突っ込んできて三人とも死んだ。何だか森総理まで被害者の葬式に参列する騒ぎになっているが、言っちゃなんだが、線路への転落事故死者は、ほかにも数限りなくいる。今回の件のみ、ことさら大きく扱うというのは、ちと問題がなくはないか。いや、扱うなということではなく、こういう事故は初めてじゃないんだから、何でもっと昔に対策措置が取れなかったかってことだ。
 留学生が死んだということで報道している様子が見えるのが、却って、その辺の問題を曖昧にしてしまっている。日韓の友好の架け橋となるべき若者が亡くなったということはもちろん悲劇である。しかるに、ニュースでインタビューを受ける韓国の若者たちが、一様にニコヤカに「彼は私たちの誇りです」と語るのはなぜなのか。それがアチラの民族性だとすればそれはそうと認めるしかないが、しかし日本人にとってアレは相当に違和感を覚える風景であるように思う。美談で終わらせてどうする。今回の件ではっきり判ったのは、駅の構造によっては、線路に落ちたのが列車通過の直前でなかったとしても、助からないかもしれないってことなんだぞ。
 「酔っ払い天国を許すな」なんて的外れなこと言ってたコメンテイターもいたなあ。そりゃ、その意見自体には賛成してもいいが、この件に適当な意見じゃあるまいに。「たかが酔っ払いのために前途有望な若者が死ぬとは」なんて発想は逆にその若者の「誰であろうと目の前の危険にさらされた人の命を助けたい」という意志を踏みにじるものではないのか。
 まあ、ドラマのキャラクターとしてはそなんこと言ってるやつは敵キャラにピッタリで重宝するがね。「君は優良種だよ」ってのと同じだし(^o^)。

 クローンネタが続くなあと思っていたら、ついに人間のクローン製造(?)が地中海近くのどこかで行われるとか。日本人カップルも中にいるそうである。
 既に「倫理に反する」なんて言ってるやつもいるらしいがそれが差別なんだってば(-_-;)。生まれてきた子供の人権を認めんつもりかい。……でも日本も六月に人間のクローンを作るなって法律、施行させるんだよなあ。世界で4ヶ国だけだぞ、そんなアホやってるの。
 もしも生まれながらに損傷のある子供が生まれたらどうすんだって言ってるけど、それを克服するためのクローンなのに。自然に生まれてくる子供にだって、そういう子はいるんだし、ンなこと言ってたら、自然分娩だって犯罪になるじゃんかよ。

 DVD『エクセルサーガ』への12巻、観る。いよいよ次巻は最終回ということで定番の主人公記憶喪失ネタ。しかもシリアス(ちょっとだけギャグ混じるけど)。これは原作にもあったが、これで締めるとはなかなかよく考えている。
 「ダイテンジン」も復活したし、最後まで福岡ネタで通してくれることを望もう。
 DVD『地球防衛企業ダイ・ガード』13巻(完結)。一話のころは、「ヘテロダインの正体は何か」ってことで引いて行くのかと思っていたが、途中からそういう方向には向かわないという感じにうまく移行していった。要するに「エヴァ」に見せかけといてきっちり『ウルトラマン』やってくれたわけだ。いや、『鉄人28号』かな。コクボウガーって完璧に「ブラックオックス」だったし。もちろん『パトレイバー』なくしてもこの作品は生まれ得なかった。本当にいいとこどりの(もちろんいい意味の)アニメシリーズで、ここ数年のアニメの中では出色であった。
 「人間ドラマ」が中心なんで、実はこの作品、必ずしも怪獣ものにしなくてもいい設定だったりする。「サラリーマンだって平和を守れるんだ!」ってキャッチフレーズ、一つ間違えば「国民皆兵主義」になっちゃうからね(^_^;)、特に主役が最初は何も考えてないやつにしか見えなかったし、内心危惧してたんだが、ギリギリの線で踏みとどまってくれたのはよかった。
 チラシによれば「ダイガード二世」が建造中とあるが、パート2は作らんほうがいいと思うがなあ。1の拡大再生産にしかならんだろう。

 CD『ウルトラシオシオハイミナール』聞く。ルイ・フィリップって男だか女だか分らない声で不思議。野宮真貴の歌もよかったけど、一層しっとりした感じ>これも「癒し系」の曲かな?(^_^;)

 女房が寂しがってやたらと引っ付いてくる。しばらくほっといて日記を書いてたが、大概うるさいので今日はこの辺にしておこう。
 それにしても、日記が以前のものと違って。8000字は書けるというのが最高だな。



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