委員長の日記
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2004年03月20日(土) 3・20・・・そしてこれから

1年前の今日、イラク空爆が始まった。
ちょうど中高生たちとプロの劇団の人たちで作る芝居『肉体改造』の公演日だったその日、リハを終えて本番の準備の喧騒の中で、突然楽屋にいた“空”のメンバーの一人Eちゃんが


『とうとうアメリカが空爆を開始しました!!』
と、叫んでいた。

それから1年
めまぐるしく変わる社会状況の中で、子ども達は様々なことを学び、2月の写真展をきっかけにより深く平和について考えるようになってくれた。

そして今日、
DU(劣化ウラン弾)廃絶キャンペーン広島が主催するフォーラムに希望者の“空”のメンバー5人と一緒に参加してきた。

名古屋に研修に来ているイラク人医師2名から現地の状況などの報告を受け、参加者からの質疑応答などが繰り広げられ。

会場に飛び交う英語に子ども達は目を白黒させていた。

集会の最後に、子ども達の紹介をしていただき、壇上へ招かれ、イラク人の医師と挨拶を交わした子どもたちは緊張して、顔がこわばっていた。

終了後、一緒にラーメンをすすりながら、私が『握手する時に何か言ったの?』と聞くと
最年長参加者の高校生のK君が

『何もいえなかった・・・』と言う

『Nice to meet you!くらいは言おうよ〜』と言うと

『それすら頭に浮かばなかった。。。やっぱり英語をもっと勉強しておけばよかった。。』としきりに後悔していた。

昨年の夏、南アフリカの子ども達と交流した時にも、英語の勉強したい!と言っていたのだが
今回のことで、他のメンバーもつくづくそう思ったらしい。

英語を通じて平和学習か・・・
それも面白い
早速知り合いの英語の先生に相談してみた。

彼女は、10数年前にスペインから来たベンポスタ子どもサーカスの公演の時にボランティアで通訳をしてくれた人で、専門はスペイン語なのだが、今は英語教室の先生をしている。

簡単に事情を説明すると、平和学習をしたいと言う趣旨なら、自分が持っているスペイン語の平和学習の資料を英訳したりして役立たせることができるかもしれないし、自分自身も普段の仕事ではできない冒険ができそうなので、一度ぜひ子ども達と会って話がしたいといってくれた。

NPOの英語塾か。。。それもいいかも

子ども達の素直な視点をもっともっと広げていくいいチャンスかもしれないな

世界に羽ばたけ!!!


委員長