- 2008年01月22日(火) Calling... あなたはどこにいるのか。 わたしはときに、あなたがまだ生きているということが耐えがたい。 わたしとかかわりなく呼吸し、見て聞いていることが耐えがたい。 あなたは日々多くを見て多くを聴き、食べも飲みもするのに、 そのどこにもわたしがいないということが耐えがたい。 ああ、あなたは手を持つのに、その手はわたしに触れない。 あなたは誰かを呼ぶのが、わたしの名前は呼ばない。 あなたは誰かと食べ、誰かと飲み、誰かと歩くが、それはわたしでない。 あなたの日々のどこにもわたしはいない。 どのようにしてこうしたことに耐えればいいのだろう。 あなたが死んでしまっていれば、こうしたことは悩まれることがないのに。 ああ、あなた。どうか、あなた。 あなたの日々のどこにもわたしがいなくてもいいのです。 そんなことはどうでもいいのです。 あなたの心のどこかに、どこか片隅にわたしを置いてくれていれば。 例えば顔を洗ってタオルをつかむまでに、わたしを思い出してくれれば。 それだけでいいのです、ああ、わたしの名前を呼ばなくても。 あなたはどこにいるのか。 あなたはどこにいて、誰を愛しているのか。 あなたはどのように生きているのか。 こうした思いはもう、祈りにずいぶんと似てきた。 -
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