- 2008年01月04日(金) エチオピアについてべんきょうするつもりで 図書館に行ったら、思わず「神々の世界」(Gハンコック著)を 借りてきてしまった。そして読み始めてしまった。 言い訳しておくと、「荒唐無稽」「エセ科学」が好きなわけではない。 わたしは彼が言及し、他の本ではあまり言及されない遺跡が好きなのだ。 それが本当に遺跡であるにしろ、そう見えるだけのものにしろ、 何かがこの地上にある(あった)ということを知るのはいいことだ。 とはいえ氷河期終焉に伴う海進によって最初の文明が破壊されたという この本の主張の骨子については面白かったと白状する。 ひとつには、それは十分にありうることだと思ったからだ。 地球的な気候変動によるものにしろ、また二酸化炭素排出に伴うにしろ 温暖化に伴う海の断続的な上昇と氷河湖の決壊による瞬間的な海面上昇は いずれも現実的な危機となっている程度に本当だ。 そして、海が前進するなら、沿岸好きの人間種族は波にのまれただろう。 居住地を移していったということかもしれず、カタストロフかもしれず またハンコック曰く未発見の古代文明かどうかはもちろん知らないが。 たとえば東京がある日、10�辰粒ぬ名緇困妨�舞われたとしよう。 わたしが住んでいるあたりなどは瞬く間に水没し破壊される。 そして崩れ残ったビルの谷間を無数の死骸が漂い流されるだろう。 その骸はおおむね波に衣服をはぎとられて裸体だろう。 大手町あたりなら、積み重なるように無数のビジネスマンの膨れた死骸が 浮き漂い流れ、あたりはものすごい腐敗臭が立ちこめるだろう。 多分に有毒物質の溶けた海は長らく魚さえ住まないだろうが、 烏やカモメたちはこうした餌を食べて生き延び、繁殖するかもしれない。 一部の死体は潮にのって流れ出し、どこかの入り江を埋め尽くして、 岬から見下ろす人の目をそむけさせるだろう。 在京テレビ局もまずもって沈むだろうが、まあほかにもいろいろある。 生き残った人と国がどこへ行くのかは知らないが、どこかへ行くだろう。 ツバルあたりは跡形もないだろうし、バングラデシュも沈むだろう。 文明はえらいこと後退し、宇宙進出もとりやめになるかもしれない。 難民でごったがえしたり、戦争が起きたり、そのほかいろいろあって、 まあ、たぶん、長いあいだ、その日は記憶されているだろう。 だが一万年してみると、そんなのはおとぎ話、神話に過ぎないとされる。 ここに私はいるのに、あの悲劇は確かにあったのに、なかったとされる。 奇特が学者が「あったんだよ」と言っても、「いつものヨタ話さ」という。 そんな昔に人類が月へ行ったことがあるって? 木星まで行ったって? 地球人口が60億人だった時代があったって? ありえないよそれは。 だって、エベレス島はそんなに広かない。 温暖化騒ぎと考え併せて、ふとそんな未来を考えてしまう。 つまりこれはこういう本だ。…ホントか? で。 わたしの結論を一言でいうと、「海は進む、好きなように進めばいい」か。 そうさ、みんな好きにすればいいんだ。 絶滅したっていいじゃないか。そうなったって太陽は上るさ。 -
|
|