- 2007年08月14日(火) 数少ない好きなマンガ家のひとりに、藤田和日郎がいる。 「うしおととら」の連載開始からだから、けっこう長い。 しかし連載ついていきもしないので、ふと足を向けたマンガ喫茶で 本日、「からくりサーカス」ようやく読了。 しろがね、幸せになってよかったなあ…。 さて、そんでオチについてちょっと悩む。 あのラストはあれでいいし、まあいいし、別にいいんだが。 なぜフェイスレスと対決するのはナルミでなかったのかと思わんでもない。 圧倒的に因縁があるのはもちろんマサルだが、 サハラの激闘で山ほどの恨みつらみ背負って 明るかった性格を根本から変えたナルミにも資格はあるはずだ。 まあ、ナルミとフェイスレスが最後の戦いをやっても 確かにどちらも救われなかっただろう。 結局これは「折られた愛」にどう対処するかという物語だ。 しろがねの愛を得たナルミとフェイスレスでは、 そりゃもう、銀金兄弟の争いの再現にしかならなかっただろう。 だから同じ「折られた」二人の違いをぶっつけあい、 フェイスレスが自分の非を知るというオチでいいのだと思い直す。 とはいえ、ナルミに関してはどーしてもどーしても消化不良だ。 なにがどーあったって、しろがねに冷たくしちゃいかんだろ!お前! マサルとナルミが再会しなかったのは、単にあれだ。 マサルはしろがねに冷たいナルミを絶対に認めないだろうから、 もし会ってたらマサル激怒してギイの二の舞だ。えらいことだ。 藤田サン、得意の熱血漢だけに変容をきっちり書き切れていないよな。 なにはとおもあれ物語に対してちょっと思い入れを戻した。 -
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