終わらざる日々...太郎飴

 

 

- 2007年07月03日(火)

日記デザイン変更をするつもりでいじったら。
…ごめん、タグをすっかり忘れたよ。


通っている銭湯の女湯に出入りする人々の平均年齢はそれほど高くない。
高くないが二分されている。

簡単に言うと、大学生か老婆か。
私はここでこれまでの人生で見た百倍くらいの女の裸を見ているが、
面白いもんである。体というのはじつに面白い。

老いとはなにか、若さとはなにか、
健やかとはなにか、病むとはどういうことか。
たしかにそれはまずもって肉体なのだ。
わたしはこれまで孤立していたいくつかの概念を
移り変わるスペクトルとして捕らえなおした。

たとえばに片方の乳房のない老婆がいる。
乳癌だろうか、切り取られた乳房のあとは平坦で、
隣のしなびたそれとは対照的にわずかに白い。
これほど明瞭な病の痕跡を見たのは実際初めてのことだ。

まだ十代とおぼしい若い女がいる。
みずみずしい肌は赤くほてり、髪は濡れて張り付く。
肥厚した臀部はいかにも柔らかそうだ。
充溢と若さ、その背の厚みのある産毛。

傷。欠如。蛍光灯の白い光の中で、人間はむしろ怪物に近いと思う。
そしてその怪物のひとつであることにこのうえない喜びを感じる。


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