終わらざる日々...太郎飴

 

 

- 2006年01月23日(月)

これは二次創作を長く続けているといつも出てくる症状なのだが、
だんだんイメージがやせ細りつつある。よろしくない、これは。
具象からあまり遠く離れてはならない、抽象化は限度をわきまえよ。

結局、考え続けるということには弊害がある。
つまり、有機体を分解して栄養を得る菌類のように、
あまりにも自分の領分にあるものを単純化し、純粋化しすぎる。
それはそれ自体、思考というものの持つ宿命なのだが、
哲学ならまだしもひとつの舞台の上でみなが語っており、
従ってさざなみがときにうちけしあい、ときに強めあうようにして
他者から新たな要素を得ることができるのに対し、
限られた情報から物語を編むというのはそれ自体が閉ざされた行為だ。

海辺がだんだん遠ざかるように、物語もまたそれ自体の情熱の寿命がある。
現在の物語に関していうなら、もう一年あまり持った。
あれだけの情報をもとにしてやってきたにしては、長くもったくらいだ。
だが私はまだなにも終えていない。私はまだ決着をつけていない。
没する日がその最後の瞬間に大海を染め上げるように、
私はもういちど、私自身の思考と物語を総ざらえしなくてはならない。

沈黙して。それとも喉を鍛えて。


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