終わらざる日々...太郎飴

 

 

- 2005年12月05日(月)

目を閉じて追跡する。


あの三叉路で、黄色い帽子と赤いランドセルはどのように揺れたのか。
雑木林に入ろうとしてどのように留まったのか。そこで何があったのか。
あの寂しい林で人形のように置き去られた体が見つかるまでに。

どのように誘拐は行われたのか。
それは暴力を伴ったか? 甘い言葉か見せかけの困惑が用いられたのか?
あるいは知人か、肉親か、親しいものの簡単な誘いか?
いずれにせよそこには何一つ残されてはいなかった。
遺体にもまた緊縛や脅しのための殴打の痕跡は伝えられていない。
衣服はどのようにはぎとられたのか? 血に濡れる前か、後か?

殺害はどこで行われたのか。
車中か? どこか密閉された個室か? それとも小暗い林か?
激昂によるものか? 静かで残酷な意志によるものか? それとも快楽に?
どこであろうと相当の出血と、殺害への意志がそこに残っているはず。
血に濡れたのは何だ、誰だ。どのようにそれは洗われ/拭われた。

二つの道具は見える。車と刃物。
車は血だらけか? シートや新聞で覆われてはいないのか?
刃物。どのように運び込まれ、用を足した後に姿を消したのか?
それらはどのような気質や関係性を暗示するのだろうか?

問いに答えるようなわけにはいかない。
この物語にはあまりに多くのピースが欠けている。
目的さえはっきりとはしない。見えるのは裏返しの行為、結果だけだ。



傷から血は流れている。流れ続けている。
止むことなく、絶えず。その瞬間から、今も。

「マクベスは眠りを殺した。ゆえにマクベスに眠りはない」
                   Wシェイクスピア『マクベス』

罪は罪びとの中でどのように醸成されているのか、この瞬間にも。今も。


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