- 2005年05月25日(水) おまえにわかるのか。 それでおまえにわかるというのか。 今日や明日や昨日というものを。 海や空や陸地の広さが。 いいや、おまえには私の悲しみだってわかりやしない。 だからそんなに声に出して何かを言うな。 そんなにわかろうとするな。 おまえはおまえの悲しみを抱いて、ただ世界を見るがいい。 それだってずいぶんと難しい話なのだ。 さあ、私はもう行く。 こちらを見るのはやめるがいい。 ただ歩き出し、そして死ぬまでにどこまで行けるものか自分に問うがいい。 さあ、私はもう行く。 (消尽される魂への憧憬はどうして尽きない。 消尽への欲求、これは果たしてタナトスと呼ばれるものか。 だとすればあなたは最初に答えを見つけていたことになる、フロイト) なにかをほんとうに愛するということが、 それを己の言葉に翻訳するということに行き着くというなら、 だからこれは。 ならばこれは、ジンニーア。 誰の悲しみですか。 不安定だ。 この不安定さがすぐ墜落につながらないことが、 むしろ不思議な不安がある。 落下と墜落。谷底を恋うおまえは誰だ。 落ちる星、笑いつつ落ちる星のようではなく。 小包が届く。トチノキが花咲く。 誰かの言葉が聞こえる。 そうしたわずかなものが私を支える。 奇妙な話だ。生きるとは遊ぶことか。 -
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