終わらざる日々...太郎飴

 

 

- 2004年07月18日(日)

私は英雄を信じる。

生き延びることとは何の関係もなく、
だがあなたがたは確かに英雄ではないのか。

ただ一つの正確な動作(例えばバットをボールにあてること)のために、
その手のひらがえぐれるほど練習を重ねてきた。
そのまなざしはてらいもなく勝利と敗北を信じている。

ここはそう長くいられる場所ではない。
だがあなたがたは嬉々としてここに集まる。
どんなにしてもこの夏の終わりには去らなくてはならない場所に。

ここであなたがたは英雄になる。悲劇のそれかもしれないが。
ああただ2時間かそこらの後、あなたがたのどちらかはここを去る。

それでは私は沈黙しよう。
そしてあなたがたのことを憶えていると約束しよう。
あなたがたが変わってゆき、ここから遠く去っても。

そうだ、あなたがたは遠く去るのだ。
そして振り返るだろう。英雄であった短い夏を。
そのとき感じる痛みが、どうか幸福なものでありますよう。


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