終わらざる日々...太郎飴

 

 

- 2004年03月11日(木)

テロと戦争の時代

 スペインの首都マドリードでテロが起きた。11日午後7時現在で62人の死亡が伝えられている。もっと早く気付くべきではなかったか。21世紀の運命は9・11のときに決まっていたのだ。強大な国家権力による戦争と衝突、武器を手にした過激派による最小の資源と人力で最大の死傷者を招くテロと虐殺、戦争とテロの時代だ。
 夜ごとに人々はいかなる危険もなく異国にある己が国の兵士の姿をテレビで見るだろう。朝ごとに家を出る人々は、今日は無事に帰宅できるだろうかと思いながら、国家の中心である大都市に向かって足を運ぶだろう。
 例えばエルサレムでは、それは30年もまえから見られた風景だ。だが「私たち」は、いったい己が町をそうして歩くだろうと思っただろうか。戦争は常に遠くで起きる、「私たち」にとっては。だがテロは自ら「私たち」のもとにやってくる。この二つの違いはあるいはそれだけかもしれない。
 闘争の主因たる主張というものが東西という巨大で政治的なものから、民族や宗教といったより卑近でしかもより捨て去るに容易でないものに変わるということを、その意味をもう少しよく考えるべきではなかったか。
 こうなってくると、オウム(現アーレフ)のやり方は、世界的にはありふれたものだったと言わざるをえない。次にテロが起きるなら、起こすのは誰だろう。


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