終わらざる日々...太郎飴

 

 

- 2003年06月24日(火)

指輪愛継続中。
ジジイの話は一息入れて、奥方様(@約7000)歳の話を。
バ●アと言ったら呪いがかかりますんで、はい。

1:
奥方様こと麗しのガラドリエル、ロスロリアンの王妃。
指輪所持者フロドと旅の仲間の一行(−ガンダルフ)を王国に迎えます。
心の底まで見通す眼差しでボロミアを怯えさせ、
またフロドに指輪を差し出されて喉から手を出しかけて、
「わらわは試練に勝ちましたね」と相手の理解を無視して
一人で勝手に寂しい笑みを浮かべる謎の御方です。

あ、そうだ。
王は誰だっけ、ああケレボルン。そういやいたねそんなの、というくらい影薄し。
映画FOTRではうっかりすると「おつきの人」ちゅーくらいの扱いだった。
いやむしろ「背後霊」?あーあ…


2:
さて奥方様の出自について。
『指輪物語』追補編中では「最後の最も高貴なエルフ」と呼ばれ、
また三つの指輪のうちの一つアダマント、「水のネンヤ」の持ち主ですが、
その産まれについては『シルマリルの物語』『Unfinished tales』で語られます。

ガラドリエルはエルフのうち博識なるものを意味するノルドール族であり、
王フィンウェの息子フィナルフィンの娘で、れっきとした王族です。
また父親からは「アルタニス」(貴き女性)、
母親からは「ネルウェン」(男のような乙女)の名をもらってます。

さて、西方の楽園アマンに生まれた奥方ですが、
当時かの地で起きた神々への反乱に際して大混乱に陥っている
ノルドール族の面々の中「一人雄々しく」立ち、
また「自分で自由に統治する国が欲しい」ってんで、
極寒の海峡渡って中つ国にやってきます。
理由が振ってます。ちゅーかむしろ怖っ!
ちなみに家族親戚ことごとく死滅するなか奥方様だけ残ります。
というわけで奥方様、「最後の高貴なエルフ」。
奥方様、トロルよか頑丈っ!(←呪われるぞ)


3:
さて、最強伝説限りない奥方様ですが、
物語中、指輪の誘惑を拒否した言葉は美しい。

「わらわは試練に耐えましたね」と、奥方は言いました。
「わらわは小さくなることにしましょう。そして西へ去って、
いつまでもガラドリエルのままでいましょう」
                評論社『指輪物語』上2 p115‐p116

そして指輪戦争の後、ガラドリエルは最果ての西の地アマンへと海を渡ります。
ガラドリエルの名は「光の姫」を意味し、夫ケレボルンの贈った名なのです。
力と権力の指輪を拒否し、この世のあらゆる権能から遠ざかり、
世の黎明からともに生きてきた伴侶から遠い日に贈られた、
その美しい名のままにいよう、と――黄昏の種族の曙光たる奥方は語るのです。

母親に「男のような」といわれよーが、
「ケレボルン誰?」的影の薄い旦那だろうが、
そこに深く悲しみに満ちた愛を感じます。


でも置いてけぼりだけどなケレボルン。
なんでやねん……

ケレもあとから行ったらしいが…


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