- 2003年03月08日(土) イラク問題に引っ掛けりゃいいと思ってる……<金融対策 1: 「『暴対法』で暴力団はマフィアになる」 とは、知人の言葉だ。 2: 日本的な暴力団というのは、基本的には地域に根ざす。 飲食店や売春婦の用心棒代(いわゆるみかじめ料)が主な『あがり』だ。 また『場』を仕切り、ある種の秩序をもたらす。 たしかにある役割を果たしてはいる。 それはけっして善だとか有用だというのではない。 しかし例えば、地域に根ざした明確な組織は、 司法組織にとっては御しやすい。 第一に、その場所から逃げられない。 第二に、実体のはっきりとした組織なら、圧力をかけやすい。 いわゆる『四課』の仕事は、つまりこの組織との共存の探り方にあった。 3: 『暴対法』は、みかじめ料の要求を非合法とした。 それは暴力団の収入活動をすべて非合法と宣告することだった。 非合法、資金源となる活動を非合法とされれば、彼らに選択の余地はない。 共存の余地はない。 暴力団の収入活動すべてが非合法とされ、彼らは純然たる犯罪者集団となる。 合法の手段で生き延びる手段がなくなれば、より程度の悪い犯罪に手を出す。 かつて江戸末期、花街が非合法とされたことを思い起こして欲しい。 売春婦は、しかし存在し続けた。地下にもぐっただけだ。 暴力団もまた、地下にもぐり、マフィアとなる。 4: さて、こうなると、一番戸惑うのは『四課』だ。 これまでは組織の頭と話せば良かった。 だが組織自体が地下に潜れば、 これまでの手法はまったく通用しない。 確かに暴対法で潰れた組織も多かっただろうが、 それ以外のものはさらに犯罪の程度において深化した。 また外国人犯罪者と国内マフィアの協力関係はすでに闇に成立している。 今後、四課は新たな手法を学ばねばならないだろう。 そしておそらく、国際犯罪対策との密接な結びつきが必要となるだろう。 -
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