- 2002年12月23日(月) シネマ・キネマ・映画。 1: 久々に見たのが「ドニー・ダーゴ」。 面白かったかと言われれば、面白いと答えよう。 くだらなかったかと問われれば、くだらなかったと答えよう。 両立するじゃないか、それらは。 銀色ウサギ。(こう書くとかわいいのになあ) 意味不明の飛行機のエンジン。 児童ポルノ(悪の象徴か)のエセ聖者。 薬ばかりくれる精神科医の女。 ハロウィン・パーティ。 天に開く穴。 そうしてティーンエイジャーの少年。こども。 見なれた単語ばかり。 このあまりに記号化された世界の、どこに目新しさがある。 はっとするような鮮烈さが。 見なれた世界の見なれた面白さ、そればかり。 2: シュヴァンクマイエル、シュヴァンクマイエル。 あなたを思い出していた。 見たことのない単語を突きつける、あなたの黒い指。 もっとも、私たちはあまりにも貪欲に多くの単語を知ってしまった。 あなたさえ、シュヴァンクマイエル。 もう私たちの見なれた世界の一部だ。 私たちは、あなたの名前を知ってしまった。 だがあなたは一作ごとに謎として生まれ直す。 自らを模倣することなく自らとなる。 3: 人間はワガママだ。 私はワガママだ。 自分に理解できるものを愛さない。 愛を理解してしまえば愛は死ぬ。 だからきみは、私の謎でいてください。 私の一切を、きみの周囲に回すから。 私の思考の基点に、きみという謎を置くから。 -
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