終わらざる日々...太郎飴

 

 

- 2002年07月14日(日)

とある少年へ



諦めるということを、知らない瞳を。
私は見たのだろうか。

ねえ。

たった一人で走った道は、どんなにか辛かっただろう。
たった一人で磨いた白球、破れたミット。
そんなにまでして、あなたの得たものを、教えてください。

五回までのスコアボード。
それ、ぎり。

あなたは空を見上げる。
天気さえあなたの味方などしない。
雨に濡れ泥だらけのユニフォーム。

あなたの目はそれでもひたむきだ。
それでも。

終わったのは、何だったのか。
終わらなかったのは、何だったのか。

あなたは。
その腕になにかを、今、抱いていたのだろうか。
あなたはきっと、抱いていたのに違いない。

それは、きっと、ほんとうのものだった。
あなたの歩む道は、きっと全てほんとうのものなのだ。
あなたの伸ばす手は、きっと全てほんとうのものなのだ。

泣く必要は、なかったね?
どこまででも、行けるよ。


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