- 2002年04月19日(金) 何を告げよう、きみに何を。 まずは、簡単な事実でも。 きみが、私の上を去らない。 あの瞬間、あの時間は夢ではなかったか。だが夢と呼ぶには近すぎる。 気づけばきみを思っている。気づけば記憶を追っている。 幾度となく繰り返し、しかもその都度今起こりつつあることのよう。 それはもはや過去であることをやめた過去、 夢となりまた潮のごとく繰り返す――ひとつの時間だ。 永遠、と、名づけてもよい。 きみの姿が、私の上を去らない。 きみの微笑、きみの言葉が、何度も繰り返し私の上に繰り広げられる。 私は息もできずに胸を突き刺され抉られ涙も流せずに立ちほうける。 きみを思っている。それともきみが私を思っているのか。 ――このように言いたくなるほど、 外的事象にも似て私の上にきみは繰り広げられ、 私の感情は私の手を離れて嵐の海に似る。 このような思いに対して、私はもはや是非を唱えない。 正しいかどうかとは問わない。冷静な判断や分析を要さない。 そのあらゆる長所と短所を論わない。 多すぎるに決まっている短所の検討や下るに決まっている判断は私には無用。 私はただそれを名づける。そしてそれでよしとしよう。 私はきみが好きなのだ。 字を読み書くのを学んだよう、愛し方を学ぼう。 この思いを正しく流してきみの幸福にたどりつかせよう。 私は新しい発話と言葉、その他幾つかの―― 特別なことのやり方を覚えなくてはいけない。 ――それもなるたけ大急ぎで。 -
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