- 2002年03月30日(土) 帰還者の寂しさとは、何だろう。 ぴったりとはまっていた自分のその型から抜けだし、 異国を移ってきた者は、元のままの形ではいない。 元のままの形に無意識にか戻ろうとして、戻れないことを知る。 また自らの戻るべき「すきま」が、留守の間に移っているとき―― 帰還者は、自らが異国にあって思っていた、その故郷のもはやないことを知る。 出立者は寂しいものだ。 だが帰還者は――更に寂しいものだ。 旅メモ:3.17 そしてまた、出立が廻り来れば――その寂しさに打たれている。 泣きそうな顔、しないで。泣かないで。 ――ねえ、そんな声で、言わないで。 日本なんて、狭いよ。 -
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