終わらざる日々...太郎飴

 

 

- 2002年03月26日(火)

カメラがほしい。

旅行に行くときに学部のときの教授の一眼レフカメラを借りて行った。
写真が、ぜんぜん違ったんだよね……わたしの腕の分はさっぴいて、
でも、キレイ。

――こいつぁ、イイ。

今のわたしはとりあえず、数年前の、
名所旧跡ばっかりの、絵葉書みたいな写真をとるより、
「ひと」を撮るほうが面白い。
表情とか、視線とか、撮るときの会話とか。
ファインダー越しの風景って、どうしてこんなに鮮明だろう。

こんなふうに、友達や、家族や、――撮れたら。
いいのに、と、思って――買ってしまいそうだ。
幸い、大阪には中古のカメラを扱ってるような店も多い。
二万円くらいから、アレコレ、ある。
多分、買っちゃうだろうな……

別に、人を「コレクション」するつもりはない。
ただ、写真を通してそのひとを再発見できることも、ある。
それよりなにより、ねえ、時々写真を見れるのは、嬉しいんだ。
――きみの。


1:
どこだったか、宮殿の、床。
モザイクは斑に射しこむ陽光に、所々浮かび上がってる。
光の鮮やかさと、その明るさと――コントラスト、闇。
まるで、鮮やかで。はっきりしてて。透明で。
それは――美しく。


2:
フェス。
あの古く美しく貧しい町。
一人の子供がこっちに、背中向けてる。
壁は白く、影は斜め。
きみは――大人に、なれるの?
細い、細い体、穴の開いた服に――裸足。


3:
わたし、鏡のなかの。
カメラを握って、支えている手は白く浮かんでる。
表情は――仏頂面だ。怒ったように無表情。
大聖堂の――天井は、その背景。
何を、みてたっけね、きみは?


4:
ぶんむくれ、きみはだれ。
きみは――だれ。
ちいさな子供、少女。
柔らかい、金の髪。乳母車。
レンズを見るのもイヤなように、目を閉じてる。
――かわいいけどね。


カメラ、やっぱ買っちゃうんだろうな――……
春になるまえに、きみの写真、撮っときたいから。



……親父のを分捕った(笑)


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