- 2002年01月06日(日) 関係の諸段階4 1: 関係が固定化するということはよくある。 それはおおむね職業に関係するようだ。 ある程度自分の関係を予期するようになれば、 あるいはある一つの立場しか思いもつかないというようになれば、 その人間の関係の柔軟性は硬直してしまう。 硬直した関係はそれ自体、当人の属性として固着してしまう。 尊大さ、卑屈さはそうして身につくものであろう。 それらは人間の関係を更に硬直させ、 「習い性」属性は更にその傾向を深めてゆく。 いずれにせよ、この場合、その人間の個性は平板、貧弱となる。 2: 適応力とは、新たな関係を作り上げる力である。 見知らぬ人と出会って即座に友好的な話を始める力ではない。 そのような一過性のものではなく、 確たる関係、思いこみによらず自分の先入観によらない、 現実の相手と自分に即した関係を作り上げる力である。 属性となるまでに固着した関係における「癖」の持ち主は、 あるべきと予測した関係しか築けない。 例えば常に自分は「優位であるべきだ」という予測を持って望む者は、 相手がその予測に従わず、自分をその座りなれた位置に置くことを拒めば、 ――それで途方に暮れる。 他に手立てを知らないからである。 3: 現実への絶えざる注視、自らへの絶えざる注視。 相手へ関わろうとする欲求と、 その欲求の性質を正しく把握し現実化する――意思。 自らの望む関係の形を正しく知り、忘れず、 更にそれを現実に即して変容させていけるだけの――現実性。 4: 関係における幾つかの原型、この規範、要素、ツール。 それらを磨きこみ、自らの欲求に従ってかけ、また外すこと―― 容易ではない。 しかもそれは日常をこそ舞台として行われる舞踏だ。 積み重ね、積み重ねるべき―― -
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