- 2001年12月08日(土) 1: 人間を。 完全な形に掘り出したら。 その後ろ半分をも。 完全なままに掘り出したら。 それは。 どんな形をしているだろう? …………小林幸子?(イヤダ) 2: 人間を、創造しよう。 目を閉じて。 大雑把でいい。 足が二本、手が二本、指はそれぞれ五つづつ。 頭がひとつ。目は二つ、鼻ひとつ、口一つ。 はらわたは、製作キットから、まとめて出して、いれて。 当座はこんなもの。 さあ。 人間が、これだけのものだとしたら? なにひとつ――なにひとつ、 このほかにはないとしたら? 3: それはひとつの、視点の変容。 見てごらん。 太陽が輝く。 空と星。 大地と木々草。ビル。駐車場。畑。――人間ども。 それだけ。 おまえの目の中で、これらが、ぐん、と、大きくなっただろう? 後ろに、なにもないと、したら。 平らな、背中だけだったと、したら。 不完全を、そのひとつの、本質としたら。 4: さて。 世界に背後はない、と言ったのはニーチェ。 人間は完全にはなりえない、悪も善も、醜さも卑劣さも、本性。 ひとは、それらすべてを、背負わねばならないと。 そう――信じることと。 人間は完全になりうると信じること。 人間のひとつの理想形――キリスト?――を規定し、 これに近づきうる、と――信じること。 悪や卑劣、醜さは退けられうると。 ――信じること。 5: 定食AとBを比べるようなわけには決められない。 さあ、考えよう。 これは、すべての根本だ。 人間は、キリストになりうるか? ツァラトゥストラだけが、ありうる「最大」の像なのか? 人間の背後には、ひとつの巨大なものが存在するか? それとも、それは幼いものたちの幻に過ぎないのか? …………眠い。(ぐう) -
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