侍従長代理ウマル・ベン・アード
………おい、殿下知らんか………?(かなりよれよれ)
そーだ、まだ見つからんのだ。
陛下に知れたら、俺は鞭打ちのうえ縛り首だな……
まあまあだと!?落ち着けだと!?
いったい幾つ会談に穴をあけたと思ってる!
本国への報告書の期限も近いのだぞ!?
…………まあ、いい。
殿下のことだ、またきっと、我らが恐慌に陥った頃に、
きっと「おお、すまん! ちょっとな!」とか言って、
どこぞから戻ってくるのだ……。
前は……そーだ、
焼き物の修行をしてた、とか言っていたな。
伊万里とかいう場所で………。
今回も言っていないかどうか、電話をするか……
(ある日の大使館の会話。と、ぼやき)
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