あふりかくじらノート
あふりかくじら



 インディゴ。

ひとりでだまって誰ともしゃべらずに週末を過ごしていると、自分の人生の時間が静かに積み重なってくるような感覚を覚える。

念願のナチュラル・レメディの店(?)に全身マッサージの予約を入れていたので午前遅くに行く。
オイルが身体に塗られていく感覚。血液の循環がよくなり、静かに肌にしみていく。血行がよくなると、全身がきれいになる感じがする。
リラックス。

マッサージをしてくれたのは、明るい青い眼と赤毛をした女の子だった。
今度は、フレンチ・ネイルをする予定。
これらはもちろん、精神的な効用のためだ。彼も離れて暮らしているいま、デートも特に無いし、ネイルもマッサージも自分のため。なんて気楽で心地よい贅沢なんだろう。
アフリカで。でも、これがジンバブエの一面。つまり、ヨーロッパのような白人が築いた社会が今でも息づいているところ。

9月になったので、身体に良いことをしたい。
店の名前は、「インディゴ・ツリー」という。



ところで、今日心にとどまったひとこと。

「書くことはわたしにとって魔法の鍋だ。固すぎてなかなか煮えない夢を、夜な夜なわたしは弱火で温める」

『大西洋の海草のように』ファトゥ・ディオム著より。
(セネガル出身の女性作家である)


2006年09月02日(土)
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