あふりかくじらノート
あふりかくじら



 ヒールの高い靴を。

いつからだったか、170cmの自分の背丈を男性に対して引け目に感じることなく、ヒールの高い靴を好きなだけ遠慮なく履くことができるようになった。
男っぽいファッションをしていたのが、思いっきりきれいな服やかわいらしい服を選ぶようになった。
自分の好きなファッションって、なんて気分がいいのだろうと思いながら服を変えるようになれるまで、「若かりし」わたしは、とても時間がかかっていた記憶がある。

なんてことを思い出したりしながら。
「イン・ハー・シューズ」というキャメロン・ディアスの映画を借りてきて観る。

弁護士の姉と、正反対な妹のお話ということで、以前から観たかった映画。何となく軽いものを想像していたのだがずいぶんと心を動かすような気持ちになったので書いておく。

ともかく、靴のエピソードは比喩的に描かれていたが、魅力的に思えた。
そして、妹マギーが行き着くいわゆるリタイアメント・ホームの魅力。


わたしは現在、ハラレでこの映画と似たようなリタイアメント・ホームに暮らしている、とっても目立つ外国人の若い女の子、である。
パブがあって、多くのご老人とお友だちになれた。
この映画のように、彼らは人生をエンジョイし、ときに恋をしたりする。日本で高齢者福祉を志していたときには、グループホームで仕事をしたりしたこともあった。
なんとなく、マギーの生き方をほんの少しだけ自分に重ね合わせながら、すてきな姉妹の物語にとても魅せられていた。

わたしには姉妹はいないが、活き活きとしたご老人の世界に一緒に住むことは、とってもエキサイティングで魅力的で、ときにほんとうに心に染み入ることなのだと書いておきたい。



2006年07月04日(火)
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