あふりかくじらノート
あふりかくじら



 セロウェ村にいる感触が。

今日はもしかしたら、ベッシー・ヘッドの息子
ハワード・ヘッドのお誕生日だったのではないかしらん。

急に思い出した。
手紙を書く、なんていってボツワナのセロウェ村を
去ってからすでに7年近く過ぎているのだが、
もちろん手紙は書いていない。

すごく、ベッシーに会いたいと思った。
息子である彼は、そっくりだったから。
いまでも、わたしはベッシーに会いたい。
彼女の声が残るカセットテープを大切に、
彼女の書いた手紙を大切にしている。

わたしがボツワナに行く前に死んでしまったなんて、
ほんとうに残念でならないな。
だから、わたしは書くんだったな。

セロウェ村にいる感触。
小説、ベッシー・ヘッドを。


今日は、ほんとうに泥のように眠った。
沼みたいに、すごく深く沈むくらいの、強力な泥。
戻って来れないかと思った。

開け放した窓でカーテンがゆれ、
雨が降って雷が鳴り、ひんやりした風が入ってきていた。



2005年05月15日(日)
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