あふりかくじらノート
あふりかくじら



 日本の援助がエライのか。

大津波で深刻な被害が膨れ上がっていく中で、
政府に限らず、NGOや民間企業に至るまで
じつに多様な団体が、救援活動・募金活動などに
動き始めている。

行方不明の人間が無数にいる傍らで、生きている人間にも
感染症などでさらなる死の危険が目の前に迫っている。

そのようななかで、懸命に助けの手を差し伸べるひとびとを
みていると、世の中捨てたもんじゃないとさえ思える。
ひところとはだいぶ状況が変わってきたのかもしれない。

人類愛だ。人類愛。

日本政府は、多くの途上国にODAという「援助」をしている。
何千という援助案件に、驚くような大金が費やされている。
国民の血税だ。
批判は常に山のようにある。

そのひとつ、低い海抜のモルディブに日本の援助が
作った防波堤が、今回の首都マレの被害を小さくした
という話があった。
外務省が出しているODAメールマガジンは今日、
その話を載せた特別号を出した。

確かに、その防波堤が図らずとも被害を軽減したとなれば
それは良かった例のひとつであろう。
感謝するひとたちも、やっぱりいるであろう。

でも、なによりも驚いてしまったのは、
大津波がおこり、そのすぐあとに発行された
ODAメールマガジンに、大津波に関する記事が
一行もなかったことだ。
(HP更新情報だけはあったのだが)
そして、その次のメルマガでは、深刻な被害の話は無くて、
「日本の援助は感謝されている」という例だけ。

なんというか、外務省として、ODAとして
迅速に意見を表明することに及び腰なのだろうか。
ODAの良いことしか書かず、一般の人にわかりやすい
目に見えやすい援助(たとえば、イラクとかアフガンとか、
ひとが注目していて宣伝効果があるところ)をひたすら
アピールして、何か重要な問題を覆い隠しているのではないか。
そんなことを考えてしまい、鼻白む。

まだまだだ。
この国は、まだまだ大きな課題をたくさん抱えている。

伝えるべきことは、たくさんあるはずなのに。


2005年01月07日(金)
初日 最新 目次 MAIL HOME

エンピツランキング投票ボタンです。投票ありがとう。

My追加


★『あふりかくじらの自由時間』ブログはこちら。★




Rupurara Moon 〜ルプララ・ムーン〜 ジンバブエのクラフトショップ



『あふりかくじらの自由時間』 を購読しませんか?
めろんぱん E-mail


【あふりかくじら★カフェ】 を購読しませんか?
めろんぱん E-mail


 iTunes Store(Japan)