あふりかくじらノート
あふりかくじら



 生命の数、哀しみの度合い。

このところ、朝起きて新聞を眺めるのがつらいくらい、
痛々しい事件が目白押しである。
そのまま新聞をとじてしまいたくなる。

ここ日本では連続して狂気的な事件が起き、
その悲惨さに麻痺してしまうかもしれないという
危機感におそわれる。
実際、人を殺める人間は、そこのところ
完全に重要な何かが欠如している。
だが、このような社会がそういう人間を生産していく
悪循環を作っていくのだとしたら?
新聞も、恐ろしいツールのひとつだ。

バグダッドで、亡くなる人はもう、
ただの「数」に近くなってしまった。
恐ろしいことではあるまいか。

それでもわたしはこの日本で普通に生活している。
日常生活はそこにあり、それでも地球は回り続ける。

愛用のノートPC「メビウス・ムラマサ氏」に
がりっと傷をつけてしまったことに、
ショックを受けたりしている。

そのショックを癒すために、可愛らしいシールをはって
気持ちをやわらげようとさえしている。

哀しみの度合いとは何だろう。
家族をなくした人がいて、PCに傷をつけてしまった人もいる。

なんだろう、この皮肉は。

2004年09月15日(水)
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