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■ あたしスタイルで。
何年ぶりだったろう。 横浜にある母校を訪れた。 ここに通い始めたのは18歳のときだったなぁと。
ひさしぶりに恩師のゼミに出席。 わたしのいたころも、毎週のようにOBの方がきては 重箱の隅をつつくかのようなチェックをして いたんだけれでも、それはほんとうに良かったと思う。 わたしは、重箱チェックはしなかったけれど、 誰かがやっている研究をじっくりきくのはいいことだ。 わくわくする。 あんなことも、こんなこともある、って未知の分野を想像する。
あれもこれも「わかった」という研究よりも、 あれもこれも「わからない、知りたい」という研究のほうが 深く進められるように思う。 わかった、は自分でリミットを作っているということだから。 社会科学にそういった意味の答えはない。
だからわたしはこのゼミで、「わからない」と思うことを 学んできた。それをすべての原動力とした。 あたらしい未来が開けた。
女の人生は長いんだから、って緒方貞子さんが書いていた。 アフリカは人間の暮らしている大地。 研究一筋でも、足りない。 現場一筋でも、足りない。 これからの三年間をおもいっきり有意義に過ごそう、 という考え方をもって選択を躊躇するのではなくて、 「わからない」ことへ向かって 「やってみたい、知りたい」ことへ向かって 物怖じせずに突き進んでいくことを覚えた。
あと二年で三十路です。早いものだ。
2004年06月16日(水)
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