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■ くじらの目的とは何か。
通訳者であり、環境ジャーナリストである枝廣淳子さんの 著書やメールニュースなどに目を通していくうちに、 自分の頭の中がきれいに整理されてきた感覚を覚えた。
「バックキャスティング」とは彼女の言葉であって、 それはたとえば、目標や理想などの大きなゴールがあり、 そこからその場所へたどり着くまでのいくつかの 要素や手段に分解していき、さらに各要素を 実現する方法を考えていくというやり方である。
これは「旗」の話に似ている。 高校生のころ、お世話になっていたある先生が わたしに話し聞かせてくれ、わたしは以来そのことを ずっと心にとどめていた、というものである。
まず、遠くに「大きな旗」をたてる。 そして、そこへたどり着くまでに、「小さな旗」を いくつもたてるということである。 マラソンで、次の電柱まで、と自分を励ましながら 走るというやり方に似ている。
自分でわかっていたことを、完璧に体得しているのか どうかはわからないけれども、目的と手段とを 明確に理解していくということは大事なのだろう。
手段が目的化してしまわないように。
2004年03月20日(土)
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