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■ ごく小さな世界に。
ごくごく小さな世界に生きるくじら。 わたしは、 わたし自身の人生をいきることに精一杯で、 もしかしたらそうやって生きているひとが ほとんどなのかも、などと期待を抱きつつ 私小説を読みふける。
魂をかけて愛してみたいけれども、 それはこんな小さなくじらさんにとっては 無理なご相談なのです。
ただ、大好きなひとを大好きと思う そういう幸せのことだけ考えて それからわたしは わたしを何とかしなくちゃいけない。 食わせなくちゃいけない。
自分の中にあるたいせつなもの たくさんのものをはきだして テーブルの上にことばとしてならべて ながめてみたい。
*****ところで
・読みふける私小説 →水村美苗 著『私小説』新潮文庫
・月刊『アフリカ』に拙稿掲載
2004年03月03日(水)
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