# 回想録
2002年04月24日(水)
いつかの日記に書いたかもしれないけれど、私はこの日記とは別に、大学ノートに時々日記を書いてます。日々あったことを書くのではなくて、その時思ったことを書く日記。
何も感じなければ何週間も書かないし、書きたければ一日に何度でも書く。
去年の半ば辺りからその日記はずっと書いてなかったのですが、久しぶりに開いてみたら、なんだか楽しかった。
「美」の表現方法について熱く語っていたり、ワンピのアニメ化への期待と不安を綴っていたり、サイトを作る過程を毎日事細かに記していたり…
かと思えば、日々の不安や憂鬱な気分を吐き出していたり。
あまりに面白いので、露出狂のようにいくつか部分的に露出してみようか。

1995.12.8
「自分が今悲しいのか嬉しいのか判らないときがある。本当に心から笑っているときが判らない。自分が悲しいのか判らない。」

1997.4.29
「駄目だ。泣いてしまいそう。」

1998.2.21
「怖いです。それからなんだか不安。自分にはもう小説が書けないような、そんな気がしてとても怖い。」

1998.5.10
「いつか青空の見える前向きな話を書きたいな。皆で元気になろう。」

1998.9.4
「今日、久しぶりに月が出ているのを見ました。月齢13.0の月です。色は黄色っぽくて可愛いです。望には少し足りないようですが、もし9月6日(旧暦七月十六日)の夜晴れていたら、きっと綺麗な満月が見れると思うので、とても楽しみです。」

1998.9.22
「強い風が吹いている。風に多くの雲が流されて、目の前を動いていた白や灰色の雲は流れては現れ、また流れては新しい雲が現れる。流れは今まで見たことがないくらいに速い。開けた窓から強い風が吹き込んで、僕の身体を押し返そうとする。はたはたと風の流れにそって揺れる髪。Tシャツの袖が風に膨らむ。強いけれど、心地良い風だった。緑の木々は抵抗するかのように体を揺らし、流されるのに抗う。ぼうう、と音を立てる。不意に窓硝子が美しいオレンジ色に染まった。それに気付いて僕は再び窓を開き、雲の流れの中にオレンジの輝きを発見した。厚い雲の隙間から、オレンジ色に染まっている一面の雲が覗いていた。久しぶりに見る夕焼け。雲の向こうで空が燃えている。その夕焼けは次第に、厚い雲の群れの奥へと姿を消していった。
それから暫くしてぼつぼつ、と雨が硝子を叩く音が聞こえてきたが、それもいつの間にか風の音へと変わった。ぼううう、びゅうう。大きくなり小さくなる。風がうなる。薄暗い空に押し流されていく白い雲。その白は夜の闇を受け入れようとしているかのように灰色へと変化していく。頬を撫で音を立てて去っていく秋の風。台風はもう去ってしまったという。それなのに風はその後を追い続けている。家の外壁を叩き、木々の間に強引に割り込み、窓硝子に体を叩きつけて音を立てる。ごおうう。びゆう。
もう秋が来ている。」

1999.8.16
「調子に乗ンなよ、ボケナス。そう云ってやりてぇ時だってあるんだぜ」

2000.1.16
「自分にはまだ可能性がある。そうちゃんと自覚したなら、とにかく動き出せ」

2000.4.29
「かくれんぼは嫌いだ。あれは寂しくて怖い。隠れる方も探す方も。とてつもなく寂しくて、怖いから嫌いだ。外で子供がかくれんぼをしている。自分はもう二度とやることはないだろうけど、目に浮かぶ情景だけでも、怖い」

2000.7.12
「最近、なんだかしやわせだ。ONE PIECEが大好きで、それでしやわせだ。」

2001.4.26
「何かとてもぽつんとしている。なんだろう。何か足りない、なんだろう」

2001.10.5
「進む方向がちょっと判ったら元気出た。何するか判った。本当はまだ全部見えてないけど。どうしていいかなんて、まだ何も判ってないんだ。だってわかんないよ。わかんないよ、全然」

2001.10.18
「もう限界です。これ以上不安の続く状態でいるのは嫌。」


…なんでこんなもの公開してるんだ、自分は(笑)
手書きの日記は、文字の書き方にもその時の感情が表れていて面白い。
すごく筆圧の薄い字で書かれている不安を綴った日記とか。
苛々した気分で書きなぐった雑な文字の日記とか。
和やかな気分の時の日記は字がとても丁寧で整っていたり。
日記を読み返すのは好きだったりする。
小学校の頃つけていた日記が一番笑える。
その日見たドラマとか、夕飯のメニューとかしか書いてない(笑)

2001年04月24日(火) 雑然とした内容だ、なんだか。
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